発電効率の高い国内メーカーが上位独占、1位は「東芝」!家庭用太陽光発電のメーカー満足度ランキング
2017年1月19日 12時03分更新
施工店の比較・検討を行えるプラットフォーム『リフォマ』を運営するローカルワークスは、太陽光発電に対する関心が高まる中で「他の方はどのように太陽光発電を導入しているのだろう」「費用対効果はどれくらいなのだろう」という疑問の声に応えるため、5年以内に太陽光発電を実際に導入した950人を対象に、太陽光発電の満足度・実態調査を実施し、その結果を発表した。
■利用しているメーカーの満足度
メーカー別の満足度(「大変満足」「満足」の割合)では、東芝が1位を獲得し、2位京セラ、3位パナソニックがBEST3で、以下4位シャープ、5位三菱電機という結果となった。東芝、パナソニックなど発電効率が良いとされる国産メーカーが満足度上位にランクインしている。
海外メーカーの太陽光パネルは価格が安く、国産メーカーのパネルと比べて初期導入費用を抑えられるが、発電効率は劣ると言われている。海外メーカーのパネルの場合、大きな屋根に大容量の太陽光パネルを載せることができればメリットが大きいと予想されるが、日本の一般住宅の屋根に大容量パネルを載せられるケースがそれほど多くなく、パネルの価格よりも、発電効率の高い国産メーカーのパネルの満足度が高い結果となっていると推測される。
■太陽光発電の購入先
太陽光発電の購入先は、リフォーム専門店が最も多いという結果になった。インターネットで格安に太陽光パネルの販売・設置を手掛ける会社も増えているが、リフォーム専門店、家電量販店、ホームセンターを合わせると、53%が自宅の近くの店舗や拠点に足を運んで購入していると言える。
■実際に見積もりを取った会社数
見積りは1社のみという回答が46%となった。その一方で、2社以上から相見積りを取るという回答は54%。太陽光発電は高額な買い物であるため、複数の施工業者から見積りを取って、慎重に決める傾向にあるのではと推測される。
■太陽光発電の導入にかかった初期費用
初期費用が180万円以上という回答が53%であった。太陽光発電に関連する制度は毎年見直しがあり、導入時期によって補助金の有無などで初期費用は変わってくる。200万円以上かかる場合は、国や自治体からの導入後の補助金を踏まえて、導入した可能性もある。
■月々の売電収入
月々の売電収入が10,000円未満という回答が半数以上の53%であった。一方で、5割近い利用者が10,000円以上の収入を得ているという結果になった。
■調査概要
・調査目的 : 太陽光発電の満足度調査(メーカー満足度)
・調査期間 : 2017年1月初旬
・調査対象 : 過去5年以内で一般住宅に太陽光発電を導入された950人
―男女比:男性63%、女性37%
―住宅エリア:関東地方34%、近畿地方17%、東海エリア13%、北海道・東北エリア12%、九州・沖縄エリア10%、中国・四国地9%、北陸・北信越エリアが5%
・調査方法 : インターネットリサーチ
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