興味はあるも比較や手続きをするのが面倒?「電力自由化に関する調査」アンケート結果

2016年2月26日 16時56分更新


 総合マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティングでは、2016年4月に電気料金の引き下げや電気事業における資源配分の効率化を進めることを目的に、家庭などに向けた電力小売りが全面的に自由化されることを控え、「電力自由化」をテーマにしたインターネットリサーチを実施し、その結果を発表した。

 

【調査結果概要】

・新電力会社への乗り換え本格的に検討7.5%、情報収集中39.3%。

・比較や手続きに不安や戸惑い

・求めるものは「価格の安さ」と「安定供給」
 
 
 

Q1. あなたは、新電力会社への乗り換えを検討していますか。(単数回答)【n=1370】

Q1
電力自由化を知っている、または聞いたことがあると答えたのに、新電力会社への乗り換えを検討しているかをたずねたところ、「本格的に検討している」と回答した人は全体で7.5%、「検討はしていないが、情報収集をしている」と回答した人は39.3%であった。現在契約している電力会社別で比較すると、「検討していない」と答えた人が最も多いのは四国電力に契約している人で63.9%であった。「本格的に検討している」のは東京電力に契約している人が最も多く11.6%、「検討はしていないが、情報収集している」のが最も多いのは東北電力46.3%であった。
 
 

Q2. あなたは、電力自由化についてどのような印象・イメージを持っていますか。

(複数回答)【n=1500】
Q2

電力自由化についてどのような印象・イメージを持っているのかをたずねたところ、全体では「各社の料金やサービスの比較が複雑そう」と答えた人が31.9%で最も多く、次いで「電気料金が安くなりそう」29.7%、「会社・プランを選ぶのが面倒そう」28.9%という結果となった。電気料金が安くなると感じつつも、料金比較や手続きに不安や面倒だと感じている人が多く見受けられる。年代別でみると、20代は「自分にはあまり興味がない」と答えた人が24.5%で第3位となっている。40代は「悪質な会社が増えそう」と答えた人が23.0%と料金比較や手続き以外への不安を抱く人も多い結果となった。
 
 
 

Q3. あなたが、新電力会社に求めるものをすべてお答えください。(複数回答)【n=1500】

Q3

新電力会社に求めるものをたずねたところ、全体で最も多い回答は「価格の安さ(価格競争)」88.9%となった。「価格の安さ(価格競争)」を年代別で比較すると、 50代が最も多く、90.0%の人が価格の安さを求めているという結果となった。年代別で最も回答の差が開いた項目は「原発以外の電力供給」で、20代が 15.2%、60代以上が30.0%と14.8ポイントの差がつく結果となった。
 
 
 
 

【調査概要】

調査方法:株式会社ネオマーケティング運営のアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート
調査対象:アイリサーチ登録モニターのうち、全国の20歳以上の男女
有効回答数:1500名
調査実施日:2016年1月21日(木)~2016年1月24日(日)
 
 
 

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