「防災意識・防災アプリに関する調査」―フラー、テスティー
2022年2月2日 16時00分更新
株式会社テスティーとフラー株式会社は、防災意識や防災アプリに関する共同調査を実施した。
フラーが手掛けるアプリ分析サービス「App Ape」の蓄積データをもとに、災害情報や速報を発信するニュースアプリや天気アプリについて最新の月間利用者数(MAU)ランキングをまとめたほか、年代別の利用動向についても集計結果を発表した。
■約7割の人がJアラートの通知はON、「災害に備えて準備をしている」と回答したのは10代が最も多く53.1%
「ニュース&雑誌・天気」カテゴリ、2021年12月のMAUランキングは?
ニュースアプリが数多く属する「ニュース&雑誌」カテゴリーの2021年12月のMAU(月間利用者数)ランキングを見ると、ニュース&雑誌カテゴリで最もMAUが多かったのは「Yahoo!JAPAN」となった。ヤフー関連では3位に「Yahoo!ニュース」もランクインしている。
上位のランキングでは「dmenuニュース」や「ニュースパス」など、スマホのキャリアから公式で出されているニュースアプリを利用している傾向も見てとれた。
災害情報アプリが数多く属する「天気」のカテゴリの2021年12月のMAUランキングを見ると、1位に「Yahoo!天気」、3位に「Yahoo!防災速報」が入っており、こちらでもヤフー関連アプリの強さが際立った。
また、上位には「ウェザーニュース」や「tenki.jp」といった独立系の天気関連企業や団体が手がけるアプリがランクインしており、信頼ある天気情報へのニーズの高さがうかがえた。
回答者の6割が「防災情報取得にスマホ利用」
10代〜40代男女2,078名を対象に「普段、天気の情報や交通情報などをどのように確認していますか?」と質問。最も多かったのはいずれの年代でも「スマートフォン」となり全体で6割以上、次いで「テレビ」は5割程度となった。
さらに、「自然災害速報や道路交通情報が欲しいと思ったときに確認する方法」でスマートフォンを利用すると回答した人を対象に「自然災害速報や道路交通情報が欲しいと思ったときに確認する方法」を聞いたところ、いずれの年代でも第1位は「ニュースアプリの速報」となり、10代で62.0%、20代で58.8%、30代で73.2%、40代で74.4%となった。
出典と概要
調査記事:それ、わたし調査します。「防災意識に関する調査」
共同テーマ調査記事:フラーのデジタルノート「ニュース・災害情報系に関する防災系アプリデータ」
調査期間 :2021年11月10日〜11月14日
調査対象 :男女 / 13歳〜49歳 / 2,078名
調査方法 :インターネット調査