最強のサステナブル企業 100ーForbes JAPAN

2021年9月24日 10時45分更新


 Forbes JAPANは11月号(9月25日発売号)で、「AIが厳選!最強のサステナブル企業 100」を発表する。

今回、ForbesJAPANは、「インクルーシブ・キャピタリズム」シリーズの第2弾として、東証一部上場の全2189社を対象に、総合ランキングと以下の6つの部門ランキングを算出した。

・経営陣の発言一貫度ランキング
・女性活躍ランキング
・長期コミットメントランキング
・ポテンシャルランキング
・サプライヤー配慮ランキング
・CFO・財務視点ランキング

 ランクインした企業の「時価総額の順位」も合わせて記載しているが、時価総額が高いからといってサステナブル度が高いとは限らない。つまり、いま稼ぐ力があっても、それが将来的に持続する、つまりサステナブルとは限らない。

総合ランキング1位は?

こうして総合ランキング第1位に選ばれたのが長野県諏訪市に本社があるセイコーエプソン(時価総額順位は175位)。「モノをつくるという製造業は、環境に負荷を与えてしまう」という考えを創業時からもっており、「諏訪湖を絶対に汚してはならない」が創業者の信念だったという。

実はこうした環境理念は製造業にとって「制約」でしかないと思われるが、この制約があったことで、セイコーエプソンは技術革新を次々と行っていくのである。紙を使用してしまうプリンターは廃棄物をどうしても生み出してしまう。そこでオフィス内で紙を再生する「ペーパーラボ」を開発。環境理念が省エネ、省スペース、小型化、精密化などへと発展していった。

「SDGsはカネがかかる」という考えは間違いで、本業の発展につなげることができる。また、日本が他の先進国にSDGsで遅れを取っているというのも事実ではない。顕著に遅れている項目もあるのは事実だが、そもそも創業そのものが社会貢献だった企業が日本には多い。

「最強のサステナブル」ランキング

ランキング(10位まで)は以下の通り。
*カッコ内はスコア、時価総額順位

1位 セイコーエプソン(56.457、175)
2位 日立製作所(56.081、19)
3位 リコー(56.020、185)
4位 野村ホールディングス(55.935、90)
5位 富士フイルムホールディングス(55.543、32)
6位 東芝テック(55.390、404)
7位 大和証券グループ本社(55.380、140)
8位 サトーホールディングス(55.293、753)
9位 三菱UFJフィナンシャル・グループ(55.275、9)
10位 ホーチキ(55.169、1269)

*11位以降など詳細はForbes JAPAN11月号(9月25日発売号)にて

詳細:Forbes JAPAN「最強のサステナブル企業 100」を発表!

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