ソフトバンク「Pepper for Biz」向け新サービス発表、好感度の高いPepperを有効活用

2016年7月21日 21時00分更新


 
 ソフトバンクロボティクス株式会社は、人型ロボット「Pepper」の法人モデル「Pepper for Biz」向けに新サービスを2016年8月より順次提供することを発表した。
 
 新サービスとして、Pepper導入企業の要望に合わせたロボアプリ用コンテンツを安価に制作する「Pepperのお客様対応力向上コンテンツ by CrowdWorks」、Pepper専用のステッカーやユニフォームを提供する「ロボデコレーション」、Pepperを企業の広告などでキャラクターとして利用できるライセンス制度を開始する。
 
 
スライド45「コンテンツ制作パッケージ」 スライド46「セリフ for Pepper」 スライド48「プレゼン for Pepper」 スライド49「外国語 for Pepper」 スライド50「クーポン for Pepper」 スライド19「ロボデコ」
 

 また、業務用ロボアプリのラインアップを拡充し、導入企業からニーズの高い「インバウンド」「接客」「ヘルスケア」「受付」のカテゴリーに分けて、28種類のロボアプリを8月以降順次提供する。
 拡充に合わせ、Pepper for Biz向けクラウドサービス「ロボアプリ&クラウドサービス」を「Biz Pack(ビズパック)」に名称変更。カテゴリーは今後増やしていく予定とのこと。
 
スライド10「Pepper for Biz 2.0」 スライド11「Biz pack」 スライド12「Biz pack 接客」 スライド13「Biz pack インバウンド」 スライド14「Biz pack 受付」 スライド15「Biz pack ヘルスケア」
 
 
 そのほか、法人向けのサポートサービス「プレミアムサポート&メンテナンス」にPepperの状態を遠隔で把握し、異常があった場合にヘルプデスクからPepper導入企業に復旧の対処方法を通知する機能を8月2日以降に追加。これに伴い、「プレミアムサポート&メンテナンス」を「スマートロボメンテナンス」に名称変更する。この機能は将来的に機械学習エンジンによって故障を事前に予測し、自動で復旧することが可能になる予定。
 
 新サービスの提供に合わせて、「Pepper for Biz 2.0スタートキャンペーン」を実施する。Pepper for Bizを新たに申し込み、9月30日までに納品することで、今後発売予定のAndroidに対応したPepperへの無償アップグレードを受けることが可能となる。
 また、8月2日から9月30日までに対象アプリを「ロボアプリマーケット」で購入することで、最大3カ月間無料で利用することができる。
 
スライド17「スマートロボメンテナンス」 IMG_1283 スライド16「有料アプリ3ヶ月無料」
 
 
■Pepperのお客様対応力向上コンテンツ by CrowdWorks(価格は税抜)
Pepper導入企業の要望に合わせたロボアプリ用コンテンツを制作するサービス。株式会社クラウドワークスとの提携により、日本最大級のクラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を通じて、ロボアプリ用コンテンツの制作を、以下の内容で提供開始する。
 
・セリフ for Pepper
サービス、商品について説明するための最適なセリフを作成するサービス。価格は1万円
・プレゼン for Pepper
プレゼンテーション用のスライドとセリフを作成するサービス。価格は4万円
・外国語 for Pepper
日本語を英語、中国語に翻訳するサービス。価格は1万円
・クーポン for Pepper
割引価格や有効期限などを記載したクーポンを作成するサービス。価格は5,000円
 
 
■ロボデコレーション
Pepperの動作に影響しないように設計されたPepper専用のユニフォームやPepperを装飾するステッカー販売

・ユニフォームサービス(株式会社ボンユニ福岡)
Pepperのユニフォームをオーダーできるサービス。ラインアップには5種類のユニフォームを用意。デザインのフルオーダーも可能。軽量化、通気性、帯電防止を実現。価格は10~20万円程度
・ステッカーサービス(株式会社アイジェット)
Pepperを装飾できるステッカーを販売。複数の形があり、お好みのデザインにカスタマイズが可能。価格は5~15万円程度
 
 
 7月20日(水)に行われた記者発表では、プロトコーポレーションによる「ロボ査定」、Paykeによる「バーコード多言語案内」、エクシングによる介護施設向けアプリ「健康王国レク」、グローリーによる顔認証クラウド「顔認証SDK」、テックラインによる「ポイントカードアプリ」、ヘッドウォータースによる「FAQアプリ」、アスラテック・M-SOLUTIONSによる「VRcon」、アイジェットによる「Pwrap」、日本イーライリリーによる「疾患啓発アプリ」のリリースも紹介された。
 
 
 

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