ネットチラシはどこまで見られている? 栃木県スーパーで実証実験開始

2015年3月10日 11時54分更新


・ネットチラシ配信サービスと家計簿アプリを組み合わせ、チラシ閲覧と実際の購買の相関関係をつかむ

・折込チラシが来店や購買にどこまでつながったかの客観的分析は難しく、カン頼りな面もあった

・実験は栃木県のスーパーで約1ヶ月間行われる

 
 
 大日本印刷は自社のネットチラシサービス「DNPネットチラシ配信サービス オリコミーオ!」の新サービス実証実験を開始する。

 今回の実証実験では食品スーパーマーケット「株式会社たいらや」(栃木県)で2015年3月3日~3月31日に、ネットチラシの閲覧記録と「DNPレシート読み取り家計簿アプリ レシーピ!」に登録されたレシートの購入品目からネットチラシの閲覧がどれだけ購買に結び付いたかという相関を測定するというもの。

 これまでの折込チラシが来店や購買にどの程度結びついたかという客観的な分析はこれまで困難で、担当者の経験に基づく主観的な分析が主流だった。また、ウェブサイト上のネットチラシでは閲覧数などの計測が可能なものの、購買に結びついたかどうかまでの把握は困難だった。

 今回DNPは「DNPネットチラシ配信サービス オリコミーオ!」のネットチラシの閲覧記録と、「DNPレシート読み取り家計簿アプリ レシーピ!」で読み取ったレシートの情報を連携させて、ネットチラシの閲覧とレシートの記録を結びつけることで、チラシを見て購買に結びついたことを明らかにしていく実証実験を行う。

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