・百貨店上位の中イトーヨーカ堂3位、ユニクロ4位と大健闘
・家電量販店ではケーズデンキが8位でトップ
・携帯電話販売はドコモショップは「良い」優勢だが。ソフトバンク、auは「悪い」が優勢
プレジデントでは2014年7月8~9日、全国の30~60代の男性515人、女性515人を対象に「値段の割に店員の接客力・おもてなし力が高い」と感じた、あるいは「店員の接客態度があまり良くない、接客力が低い」という印象がある小売り店名・会社名を調査した。
百貨店、家電量販店、スーパー、コンビニなど、さまざまな業態の小売店舗が並ぶ中、1位伊勢丹、2位高島屋、3位イトーヨーカ堂、4位ユニクロ、5位三越いう結果になり、イトーヨーカ堂、ユニクロが健闘した形だ。
こちらのランキングは「値段の割に店員の接客力・おもてなし力が高い」と感じた、あるいは「店員の接客態度があまり良くない、接客力が低い」という印象があるチェーン店名・会社名を、それぞれ1つずつ自由回答してもらい、合計で10件以上の回答があったチェーン店、会社についてランキングしたものになる。算出方法も「良い」、「悪い」と回答した人の合計を分母にし、分子を「良い」から「悪い」を引いたものになるため、良いと回答した人が多くても、悪いと回答した人が多ければ結果は悪くなる。
同業で比較すると携帯電話販売では11位のドコモショップは「良い」と答えた人の方が多かったが、18位のソフトバンクショップ、20位のauショップは「悪い」と答えた人のほうが多い。スマートフォンの普及により接客時間や顧客応対の増える携帯電話ショップだが、このような負担増す現場に対し、どのような支援を本体ができるかが課題だろう。
おもてなし、の言葉でもてはやされる日本のサービスだが、一方で過剰という批判もある。2008年にウォルマートに買収された西友の評価は25位(全27社中)と低かったが、毎日購入する食費や日用品で一番求めるのは手ごろな価格であるはずだ。消費者自身が接客と価格のバランスを見極め、自分で店舗を選んでいく姿勢も大切だろう。