1位は「ワンプレート冷凍食品」2024年 冷凍食品トレンド大賞発表
2024年12月23日 10時15分更新
2024年12月18日、「2024年 冷凍食品トレンド大賞 トップ10」の結果が、冷凍食品PR連盟株式会社により発表された。この大賞は、2024年に出現した冷凍食品に関するトレンドワードを抽出し、業界関係者のアンケート調査結果を基に決定されたものだ。
調査は「Googleニュース」で冷凍食品に関するニュースを檢索し、注目のトレンドワードを抽出する手法と、それを選択肢としたアンケートをGoogleフォームで実施する方法を駆使した。実施期間は2024年11月25日から12月9日まで、冷凍食品メーカーや食品専門誌の記者らを248名が回答した。
2024年 冷凍食品トレンド大賞
2024年に冷凍食品業界で最も注目されたトレンドワードは「ワンプレート冷凍食品」だった。
ごはんやパスタなどの主食と野菜などの副菜が一度に食べられる利便性と健康的なイメージから市場が拡大している。トレーのまま電子レンジで解凍可能で、調理が1回で済み、洗い物が不要な点も魅力だ。4位にランクインした「冷凍食品タイパ(タイムパフォーマンス)」を象徴する商品として評価されている。今年は大手メーカーの参入やサブスク型定期便サービスの拡大も進み、市場の成長が期待される。
ごはんやパスタなどの主食と野菜などの副菜が一度に食べられる利便性と健康的なイメージから市場が拡大している。トレーのまま電子レンジで解凍可能で、調理が1回で済み、洗い物が不要な点も魅力だ。4位にランクインした「冷凍食品タイパ(タイムパフォーマンス)」を象徴する商品として評価されている。今年は大手メーカーの参入やサブスク型定期便サービスの拡大も進み、市場の成長が期待される。
2位は「物流2024年問題」だった。
2024年4月からの働き方改革関連法により、トラックドライバーの労働時間が制限され輸送能力不足が懸念される問題だ。冷凍食品業界では2023年から対応が検討され、話題となっていた。メーカー5社の共同物流や積載効率を高める製品サイズの見直し、パレット化推進が進められたが、物流コスト上昇が今後の課題となる。
3位は「令和の米騒動(冷凍食品影響)」だった。
2024年8月、スーパーで米不足が発生し、消費者が米を購入できない事態となった。原因は新米供給前の時期的品薄、前年の猛暑による生産減少、南海トラフ地震関連情報での買いだめなどが重なったためだ。SNSやメディアの影響で状況が悪化し、冷凍食品業界では冷凍米飯や冷凍麺が一時的に代替需要を満たし売上が伸びた。しかし9月以降は通常に戻り、影響は一時的だった。原料米の価格上昇によるコスト増加が引き続き課題となっている。
冷凍食品PR連盟株式会社による調査
https://www.frozenpr.co.jp
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