読者に愛された作家、誰がトップに?

2024年4月4日 10時45分更新


 株式会社ブックサプライが独自に調査し、『読者が愛した人気の作家ランキング』を発表した。このランキングは、ブックサプライの公式販売データをもとに集計され、現代の読書トレンドや文化への関心がどのように作家たちに反映されているかを浮き彫りにするものだ。

読者が愛した作家ランキング

順位小説作家販売数(冊)
1位東野 圭吾846
2位村上 春樹370
3位伊坂 幸太郎311
4位宮部 みゆき304
5位湊 かなえ299
・1位 東野 圭吾(ひがしの けいご)・・・846冊
日本を代表するミステリー作家の東野圭吾。1985年に『放課後』でデビューし、『白夜行』や『容疑者Xの献身』などの人気作で知られている。東野圭吾の作品は、予測できない展開と、ミステリーの域を超えた人間の複雑な心理描写や、物語を超えた深いメッセージ性もあり、人として考えさせられる部分が多いことも特徴だ。こういった部分が魅力で、幅広い読者から愛され続ける理由だ。日本国内では誰もが知るほどの人気作家だが、国際的にも高い評価を受けている。

・2位 村上 春樹(むらかみ はるき)・・・370冊
村上春樹は、日本国内だけではなく、国際的にも評価が高い作家だ。1987年に『ノルウェイの森』が上下1000万部を売る大ベストセラーとなり、他にも代表作として『海辺のカフカ』や『1Q84』などがある。作品には音楽や文学などの文化的要素が織り込まれており、独自のスタイルと深い洞察力も感じられるところが魅力だ。深い哲学的思索と日常の繊細な感情を表現し、孤独や愛、喪失などのテーマを探求している。また、村上春樹の作品は読みやすく、親しみやすいことを意識して描かれていることも読者から高い人気を受ける理由だ。

・3位 伊坂 幸太郎(いさか こうたろう)・・・311冊
伊坂幸太郎は、2000年に『オーデュボンの祈り』でデビュー。本屋大賞に第1回から第4回までノミネートされ、第5回『ゴールデンスランバー』で受賞した。代表作は『重力ピエロ』や『アヒルと鴨のコインロッカー』など多数ある。作品はミステリーだけでなく様々なジャンルの小説があり、小説に登場するキャラクターの深みと巧妙なストーリ展開が特徴で、社会的なテーマや人間ドラマの描写がうまく表現されているところが魅力だ。
また、面白さと深い印象を残す作品も多く、読書からの人気が高い。

・4位 宮部 みゆき(みやべ みゆき)・・・ 304冊
宮部みゆきは、1960年に東京深川で生まれた。父は時代劇や大河ドラマファン、母は映画が好きで幼少期から物語に触れる機会が多かったことからか、宮部みゆきの作品には時代劇物やミステリーなど様々なジャンルが多いところも特徴。代表作は『龍は眠る』はじめ、『火車』や『理由』、そして『模倣犯』など。作品には複雑に絡み合う人間関係や心理描写を巧妙に表現し、読者を引き込む。また、社会のダークな部分や人間の心の闇をテーマにした作品も多く、その表現力と人物描写で多くの読者から支持されている。

・5位 湊 かなえ(みなと かなえ)・・・299冊
湊かなえは、イヤミスの女王と言われるほど、心をえぐられる様な、後味の悪い終わり方をする作品が多いことで有名だ。ミステリーやサスペンスのジャンルが多く、人の心の深いドロドロした感情や、緊張感のある描写が特徴で、読みだすと一気に引き込まれる。特に代表作となる「告白」などの湊かなえ作品は、登場人物の心の奥底に秘められた謎や秘密を巧みに描き出し、読者を驚かせると同時に、考えさせられる展開が特徴だ。
また、国内だけに留まらず、海外ファンが多いところも、湊かなえの作品の人気の高さを表している。

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・調査方法 ブックサプライ独自の公式販売システムより作家別の販売冊数を計算
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・ブックサプライによる調査https://www.booksupply.jp/

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