Z世代が利用したことのあるカーシェアサービス、1位はタイムズカー

2023年11月17日 10時34分更新


株式会社ペンマークは、大学生向け学習管理SNS「Penmark」を利用している現役大学生を対象に「Z世代のカーシェアリングの利用に関わる実態調査」を実施した。

1.Z世代のカーシェア(以下、カーシェア)の利用率は14.3%。利用シーンは、短時間や少人数での旅行。
2.Z世代が利用したことのあるカーシェアサービス、1位はタイムズカー。74.2%の学生が利用。
3.カーシェアサービス選び、料金の次に重視されるのは「利用可能地点の多さ・便利さ」

Z世代のカーシェアの利用率は14.3%。利用シーンは、短時間や少人数での旅行

車を必要とする際のサービス利用に関しては、「レンタカー」が40.7%と最も高く、続いて「どちらも利用しない」が36.9%、「カーシェア」が14.3%、「どちらも利用する」が8.0%となっている。

レンタカーの高い利用率は、その柔軟性や車種の多様性、団体での利用に適していることが理由として挙げられ、サークルや部活の合宿等で遠出する際にはレンタカーが選ばれている様子。一方、カーシェアは短時間の利用や小規模な移動に適しており、5人以下の少人数での旅行であればレンタカーではなく、カーシェアを利用するとの声も挙げられた。

また経済産業省のレポートによると※1、2015年以降、カーシェアリング用車両台数とステーション数は右肩上がりで増加している。車両ステーション数においては2倍以上に増加しており、車両ステーション当たりの車両台数も増加していることから、カーシェアリングの利用環境の充実化が進んでいることがうかがえる。

地域別で見てみると、地方部ではレンタカーが主流となる一方で都市部ではカーシェアリングの利用率が高い傾向に。特に東京都ではカーシェアリングの利用率が高く、これは利用可能地点の多さや便利さが反映されていると考えられる。

※1 経済産業省「好調が続くレンタカー、伸びるカーシェアリング」

Z世代が利用したことのあるカーシェアサービス、1位はタイムズカー。74.2%の学生が利用

利用したことのあるカーシェアサービスの1位は、「タイムズーカー(74.2%)」となった。所属するコミュニティや交友関係によって、どのカーシェアサービスを利用するかに大きく影響が出ている様子。

特にタイムズカーの高い利用率は、ステーションの多さやアプリの使いやすさ、友人との共有のしやすさなどが要因として考えられる。

カーシェアサービス選び、料金の次に重視されるのは「利用可能地点の多さ・便利さ」

カーシェアを選ぶ際に重要視されるのは、1位「料金(69.0%)」、2位「利用可能地点の多さ・便利さ(14.1%)」、3位「予約のしやすさ・利用の手軽さ(11.8%)」。

消費者庁のデータによると※2、カーシェアリング車両ステーション数は全国で20,371カ所に上る。特に都市部ではカーシェアリングのステーションが密集しており、利便性が高いことが、利用者の選択に大きく影響していることが推察される。

■ カーシェアを利用する学生のコメント
・友人が使っており、会員であれば無料で運転の交代ができるので、友人と一緒のカーシェアサービスを利用している。
・返却時間を気にしなくて良いので、レンタカーではなくカーシェアを利用することが多い。
・家の近くにポートが多く、予約したいときにいつでもできるのが良い。
・アプリが使いやすい。
・車がいつもキレイで快適。
・安心補償の料金が手頃で、もしものときも安心できるから。
・夜パックが便利。
※2 消費者庁「カーシェアリングの動向整理 」

【調査対象】
Penmarkによる調査
調査対象:「Penmark 公式LINEアカウント」を利用中の学生
対象エリア:日本全国
調査期間:2023年10月12日~10月18日
調査方法:LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
有効回答数:3,120人

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