Z世代トレンドランキング2022
2022年11月24日 13時50分更新
株式会社FinTは、Z世代602名を対象に調査した結果をもとに、2022年のZ世代トレンドランキングを各部門ごとに発表した。
2022年Z世代トレンドランキングを発表!
【芸能人部門】
1位:目黒蓮
現在放送中の大人気テレビドラマ「silent」に主演として出演しており、幅広い年代から注目を集めている。手話を使った表情豊かな演技や独特な間の取り方など、その演技に引き込まれる方も多いだろう。また目黒蓮さんが所属しているアイドルグループSnowManは、アーティスト部門にもランクインしており、歌手としても人気を集めている。
2位:なかやまきんに君
明るく少し天然っぽい発言や行動がSNS上の切り抜きで話題に。また決めゼリフの「ヤー!」「パワー!」は流行語部門にもランクインしており、真似する人も続々増えている。近年は、過去のテレビ番組出演動画が切り取られ、SNSでバズったことをきっかけに再ブレイクする芸能人も増えている傾向がある。
3位:道枝駿佑
大人気アイドルグループなにわ男子のビジュアル担当とも呼ばれており、俳優としてのテレビ出演も多数。7月に公開された「今夜、この世界から恋が消えても」に主演出演し、『この夏一番泣ける!』と感動を誘ったのも印象的だ。
【アーティスト部門】
1位:Ado
人気アイドルグループだけでなく、TikTok上で音源が流行した新人アーティストもランクイン!楽曲の人気はもちろん、アーティストのポーズやファッションを真似するZ世代も増加している。
2位:なにわ男子
昨年デビューを果たしたなにわ男子は、Z世代から絶大な人気を誇るアイドルグループ。キラキラした見た目とは裏腹にコテコテの関西弁を話すギャップが大きく、今年はバラエティ番組でも大活躍だった。
3位:BTS
一時グループでの活動を休止する中で、個人での活動にも力をいれており、そのパフォーマンス力の高さから、不動の人気KPOPグループ。10月には韓国釜山でのオフラインコンサートに注目が集まり、釜山周辺の観光が活発となったのも印象的。コロナ緩和となった今年は日本からも渡韓する方が多く、話題を集めていた。
【インフルエンサー部門】
1位:Ado
アーティスト部門でも1位となりましたが、SNS上での音源使用が多いことからインフルエンサーとしても堂々1位に。Z世代のカリスマ的存在を確立している。
2位:コムドット
主にYouTubeを中心に活動している5人組グループ。「地元ノリを全国に」「放課後の延長」というスローガンを掲げている彼らは、学生たちの間だけでなく、社会人になったばかりで学生生活が恋しいというZ世代の間で、青春の象徴として人気を集めている。
3位:平成フラミンゴ
女性2人組のYouTuberとして、高校生を中心に人気を集めている。長い付き合いである2人の仲の良さに憧れたり、芸人顔負けの体を張った寸劇が面白い、などが人気の理由だ。
【ドラマ・映画部門】
・1位:silent
話の内容に「泣ける!」と幅広い年代から感動を集めているだけでなく、1シーンごとの独特な間の取り方や映像美にも注目が集まっている。またTikTokの公式アカウントでは、自ら切り抜き動画(ドラマの複数シーンをカットして繋ぎ合わせた短尺動画)を配信することで、ドラマをまだ見ていない人にとって本編が見てみたくなるような仕掛けもされているのが注目どころ。
・2位:ONE PIECE FILM RED
歴代作品トップの興行収入となり、超人気大作に。アーティストとしても圧倒的人気のAdoが劇中ではキャラクターの歌唱シーンに参戦し、歌と映画の融合として話題を集めた。
・3位:六本木クラス
Z世代の間で大人気だった韓国ドラマ「梨泰院クラス」のリメイクとして放送前から話題を集めた。日本人キャストの発表がティザー(断片的に情報公開し、興味を引くプロモーション)形式で、次々と発表されていくのも注目を集めた理由だろう。
【曲部門】
・1位:新時代/Ado
ドラマ・映画部門でランクインしたONE PIECE FILM REDの主題歌として人気を集め、TikTokでも音源使用が多くされていた。Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”で3度も首位を獲得していたのも快挙だ。
・2位:Habit/SEKAI NO OWARI
MVで本人が披露したダンスを、TikTok上で多くの人が真似してダンス動画を上げることで大人気に。また、曲の歌詞は若者へのメッセージとして話題で、「すぐに自分や人を分類して限界を決めてしまう習慣(Habit)を突き破っていこう」というメッセージが刺さるZ世代も少なくはなかっただろう。
・3位:エジソン/水曜日のカンパネラ
独特な歌詞と中毒性のある音楽で、TikTok上で大人気となった楽曲。エジソンにちなんだ「発明して」というワードが繰り返されたり、「エジソン、自尊心」と遊びのある歌詞を口ずさむZ世代が絶えなかった。
【コト・モノ部門】
・1位:SPY×FAMILY
4月にアニメ放送が開始し、主人公のアーニャが可愛らしく「アーニャピーナッツが好き」というセリフもSNS上で話題に。ヒットの秘密は放送開始前から話題を集める仕掛けにあり、あらゆるSNS媒体で放送告知が流れ、アニメを知るキッカケが網羅されていたことにある。また放送開始時には、そのワクワクと感動をみんなで共有する、そういった動きも見られた。更に、主題歌が大人気アーティストが名を連ねたところも人気の理由の1つだ。
・2位:チェンソーマン
SPY×FAMILYに並ぶ人気作品で、こちらも10月の放送開始前から話題を集めていた。親の借金生活で暗い生活を送る主人公が、いたって普通の生活を夢見る現実的な考えもZ世代に刺さっているようだ。
・3位:ヤクルト1000
睡眠の質が改善されるとSNSで話題になってから、各売り場からなくなり入手困難となった話題の商品。コロナ禍を経て健康意識が高まり、日々の疲れを改善できるといった背景も人気となった理由にある。
【流行語部門】
・1位:アーニャピーナッツが好き
2022年大人気となったアニメSPY×FAMILYの主人公アーニャのセリフが流行語として1位に。幼い女の子の可愛らしい声で、このセリフはTikTokでオリジナル音源が作られるほどの人気となった。
・2位:ギャルピース
平成ギャルブームとなった2022年は、ギャルがしていた手首を見せるギャルピースを真似するZ世代が続出した。人気の発端は人気KPOPアイドルグループIVEのメンバーが写真撮影時にしていたことから逆輸入とも言われている。明るく型にはまらないポジティブなマインドを持った『マインドギャル』がZ世代の憧れとなっている。
・3位:推し活
各メディアでも頻繁に耳にした「推し活」は、自身の推しを応援する活動のことをいう。Z世代の間では推し活は今や、生活の一部となっており、推しを応援するために仕事や勉強を頑張るZ世代も多い。また、推し活を仕事と同じくらい重要視していることから「推し事(おしごと)」というワードも新たに生まれた。
【グルメ部門】
・1位:ヤクルト1000
Twitter上で睡眠の質が改善されると話題になってから入手困難となったヤクルト1000。知識欲の高いツイッタラー(Twitterユーザー)がその効果を熱弁する姿も多く、Twitterとの相性が抜群だった。
・2位:地球グミ
昨年に引き続きTikTokで話題を集める地球グミは、その見た目の面白さと変わった開封の仕方がTikTokの短尺動画との相性が良い。Z世代の間では、友人同士で地球グミを食べることが1つのコンテンツにもなるほど楽しまれていた。
・3位:カヌレ
昨年につづき2022年は専門店が増え、味や見た目の種類が豊富となったことで人気が継続している。見た目のシンプルさと無機質トーンのカフェはInstagram上での世界観醸成にちょうどよく、カヌレ本体とカフェを Instagramに投稿するZ世代が多くいた。
【コスメ・スキンケア部門】
・1位:TIRTIR クッションファンデ
コロナ禍のマスク生活で、ファンデーションがマスクにつきにくいと話題に。また同じクッションファンデでも肌質に合わせた種類展開が豊富で、自分の肌にパーソナライズして選べるのも人気の理由。
・2位:純欲メイク
韓国メイクに次いで人気の中国メイクで、一見ナチュラルで大人っぽい印象ですが、鼻先にチークを入れたり、束感のあるまつ毛にしたりとポイントにこだわりが強いメイク。ハイライトやラメで艶感を演出しながら、儚さを思わせるのが魅力。
・3位:YOLU シャンプー
商品名の通り夜を想起させる儚げなパッケージの人気はさる事ながら、癒しになる香り高さとサラサラになる成分も人気の理由だ。一部入手困難になるほどの人気を見せていた。
【ファッション部門】
・1位:スマホショルダー
片手を塞がずにスマホを使用できるとして、便利さとオシャレさからスマホショルダーを持つZ世代が急増。2022年はスポーツMIXファッションも流行っており、頑張りすぎずにオシャレしたい、オシャレに楽を求める動きが強かったのも印象的。
・2位:アームウォーマー
平成ギャルブームからY2Kファッション(2000年代のファッション)も大流行となり、かつてギャルの間でマストアイテムだったアームウォーマーにリバイバルが起こった。ギャルっぽい派手な色味だけでなく、やわらかい系統やシンプルな服装にもあった色味や素材など、様々なアームウォーマーが発売され、Z世代の間でトレンドとなった。
・3位:ダウンベスト
スポーツMIXファッションの人気もあり、秋口にかけてダウンベストを購入するZ世代が増えた。今年はやや暖かい気候が続いているため、袖のないアウターは重宝されている。また、人気ファッションサイトSHEINなどで安くアウターを購入できるなども、入手しやすくなった背景にある。
調査会社:株式会社FinT
・調査時期:2022/11/11-11/12
・調査対象:15-26歳の男女602名
・調査方法:Webアンケート
・調査人数:男性300名、女性302名の計602名(15-19歳119名、20-26歳483名)
・調査エリア:日本国内
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