2022年3月期第3四半期は増収減益ーソフトバンク

2022年2月4日 12時06分更新


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 ソフトバンクは4日、2022年3月期第3四半期の決算を発表した。

<全社業績>
 2022年3月期第3四半期累計売上高は4兆1738億円、前年同期比10%増、営業利益は8212億円、前年同期比2%減となった。法人事業とヤフー・LINE事業が順調に増益も、通信料値下げ影響によりコンシューマ事業が同10%の減益となった。親会社の所有者に帰属する純利益は4208億円、前年同期比3%減となり、同減益額129億円のうち41億円は、同社子会社であるZホールディングスが、同社が保有する出前館の株価推移に鑑み、当四半期において減損損失を計上した影響となる。通期業績予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高76%、営業利益84%、親会社の所有者に帰属する純利益84%と順調。期初の計画通り、年間で過去最高益を見込むとのこと。

<セグメント別業績>
1.コンシューマ事業

 前年同期比3%増収、同10%減益となった。携帯端末の販売回復により売上増も、通信料値下げなどが利益に影響した。スマートフォン累計契約数は前年同期末比6%増となり、四半期純増数が順調に回復。モバイルビジネスとグループサービスのシナジーが順調に進捗し、PayPayやZホールディングス、LINEのサービス拡大に貢献した一方、グループサービスの利用促進は同社モバイルユーザーの解約率低減にも寄与したとのこと。

2.法人事業
 前年同期比4%増収、同13%増益となった。ソリューション等が同12%増収と引き続き順調で、ソリューション等売上のうち7割超を占める“継続収入”は前年同期比22%増となり、特にデジタルマーケティング領域とセキュリティ領域が好調とのことだ。

3.ヤフー・LINE事業
 前年同期比33%増収、同24%増益となった。2021年3月のZホールディングスとLINEの経営統合による売上高増に加え、メディア領域が好調で、物販eコマース取扱高は前年同期比12%増となった。

4.PayPay
 累計登録ユーザー数は4500万人超、第3四半期累計の決済回数は26.3億回、第3四半期累計の決済取扱高(GMV)は3.9兆円、前年同期比73%増となった。2021年10月より中小店舗の決済手数料を有料化したが、その後も順調に拡大し、当第3四半期の決済取扱高(GMV)は四半期として過去最高を更新。決済手数料の有料化により売上高が大きく伸長し、第3四半期のPayPay単体の売上高は207億円、前年同期比で2.7倍、前四半期(2021年7-9月期)対比でも1.6倍と急拡大した。2022年2月より当月利用した金額を翌月まとめて支払える「PayPayあと払い」の提供を開始し、決済回数の増加や一人当たり決済金額の上昇を通じ、「PayPay」のさらなる利用拡大を図るとのこと。

5.ESG
 2022年1月に、同社単体として初となるESG債を発行した。300億円を調達し、持続可能な社会の実現に貢献する成層圏通信プラットフォームHAPSの研究開発・運営に資金を充当予定とのこと。ESGの取り組みについて、外部から高い評価を獲得し、2021年11月には日経「SDGs経営」調査において「日経SDGs経営大賞」社会価値賞を受賞。またMSCI やDow Jones、FTSEなど世界的なESG投資インデックスに多数選出されたとのこと。

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