「年末年始の過ごし方&来年に期待すること」 ー LINEリサーチ

2021年12月22日 11時42分更新


 LINEが運営しているLINEリサーチでは、全国の男女約55万人を対象に、「年末年始の過ごし方&来年に期待すること」に関して調査を実施し、その調査結果を発表した。
 年末年始の過ごし方について聞いたところ、全体では「年越し蕎麦 (そば) を食べる」が1位で半数以上。2位はお雑煮「 (おぞうに) を食べる」、3位は「『紅白歌合戦』を見る」という結果に。また、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響が昨年に比べるとやや落ち着きつつある状況ということもあり、「年末年始セールで買い物をする」「お年玉をあげる」「おみくじを引く」など外出や人とのコミュニケーションが伴う項目において微増傾向にあった。
 一方で、例年上位に入っていた「ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズ」 だが、休止後の新番組「絶対笑って年越したい!笑う大晦日 (仮)」を見る予定という人は現状では2割弱となった。

 昨年調査では、7位に留まった「初詣(はつもうで)に行く」は増加傾向で昨年の29.3%から7.5ポイントアップとなり4位となった。以下のとおり年代別でみても、全ての年代において3割台となり増加傾向にあることがわかった。

 年代別の年末年始の過ごし方を聞いたところ、例年同様に「年越し蕎麦を食べる」が20代以上で最も高くなった。また、全ての年代で「初詣 (はつもうで) に行く」が増加傾向となっている。
 10代は「『紅白歌合戦』を見る」が他の年代に比べて高く5割弱。ランキング外だったが「おみくじを引く」も割合が高い傾向にあった。
 さらに、「大掃除をする」も例年同様に30代以上で3割超え、60代以上は他の年代に比べて「年越し蕎麦(そば)を食べる」「お雑煮(おぞうに)を食べる」「おせち料理を食べる」など食関連の項目の割合が高い傾向となった。

 2021年度を振り返って、自身の「幸せ度合い」を0点~100点満点で自己採点してもらった。今年はすべての都道府県で幸福度のスコアが増加傾向にあった。 幸福度の高い都道府県をみると、昨年、4位の宮崎県が1位に。奈良県、大分県が上位ランクインしている。一方、昨年TOP3に入っていた鹿児島県、沖縄県、福井県は5位以下となった。

 2022年はどんな年になると思うか聞いたところ、全体では、昨年に比べ良い年になると思うと回答した人(「とても良い年になると思う」「良い年になると思う」「やや良い年になると思う」の合計)は全体で約6割となり、昨年より10.3ポイント増加した。

 最後に2022年に期待していることを聞いてみたところ、昨年同様にコロナ収束関連の項目の割合が高い傾向となり、「新型コロナウイルスの収束」が最も高い結果となった。また、「新型コロナウイルスの治療薬の開発/普及」や「マスク不要の生活」に戻ることに期待する声も。
 10代では「2020年以降に中止/延期になったイベントの開催」や「5G回線/スマホの普及」、20代では旅行関連への期待も高く「Go To トラベルの再開」、「海外旅行に行く」が2割から3割ほどいることがわかった。特に女性20代の期待値が高い傾向だった。
 また、女性10~20代では「ジブリパークのオープン」がランクイン。10代、30~40代では「18歳以下への10万円給付」に期待があるようだ。給付対象である家族や自身が含まれる層で関心が高まる項目といえそうとのこと。
 男女ともに20~30代では「在宅勤務/テレワークの継続」が他の年代に比べて高い傾向となっている。「FIFAワールドカップの開催」は全体的に男性の期待が高く、その中でも30~40代がやや高い結果だった。

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