キャンプトレンド2021発表。1位は「冬キャンプ」―hinata
2021年12月17日 11時00分更新
vivit株式会社は、国内最大級のアウトドアメディアのオンラインストア「hinataストア」が1周年を迎えたことを記念し、キャンプトレンド2021を発表した。
「hinata」編集部が選ぶ【キャンプトレンド 2021】
このランキングは、アウトドアメディア「hinata」編集部が、「hinataストア」の購買動向や膨大なキャンプ関係者への取材から2021年のキャンプトレンドワードを選定したもの。
キャンプトレンド 2021 | |
---|---|
1位 | 冬キャンプ |
2位 | キャンプ × ○○ |
3位 | 時短キャンプ |
1位は「冬キャンプ」
キャンプ層拡大で楽しみ方も多様化
2021年のキャンプトレンドワード第1位は「冬キャンプ」。コロナ禍で混み合う観光地への旅行が制限される一方で、屋外でソーシャルディスタンスを維持しやすいキャンプに注目が集まり、キャンプをする人口が増えた。その中でも、今年は冬にキャンプを楽しむ層が増えたことが特徴だった。
・キャンプ用品の進化でハードル下がり人気に
・「冬キャンプ」の魅力求めるキャンパー増
これまで「冬キャンプ」は、安全に楽しむ知識がなかったり、高単価な暖房器具を購入する必要があったりなど、特に初心者のキャンパーにとってハードルが高いものだった。
近年、冬キャンプ人口が増加した背景としては、(1)ポータブル電源の使用が一般化し、電気毛布やホットカーペットなどが電源のないサイトでも手軽に使えるようになった(2)薪ストーブの種類が増え、ソロキャンプ専用モデルなど軽量・コンパクト化が進んだり、YoutubeやSNSで初心者でも扱えるという認識が広がった(3)冬キャンプ需要の高まりで冬季に営業するキャンプ場が増えた(4)リーズナブルな防寒グッズが増えた、などといった理由が後押しした。
今後もさらに盛り上がりをみせる「冬キャンプ」の可能性が選定理由となった。
・空気が澄んで星空がきれい
・虫を気にしなくていい
・あったかいキャンプごはんがおいしい
・焚き火の魅力をより実感できる など
2位は「キャンプ × ○○」
・キャンプは旅の「手段」に
・釣りやサーフィンなどの他のアクティビティと楽しむ層が増加
2021年は、キャンプ人口が増加するとともに、キャンプだけではなく、釣りやサーフィン、サウナなど、ほかのアクティビティとともに楽しむキャンパーが増加した。グランピングといった手軽に行ける手段が増えたことも影響し、これまで「目的」だったキャンプは、自然の中に泊まる宿泊施設という「手段」へと変化をはじめたことが選定理由となった。
3位は「時短キャンプ」
・「時短」でもっと自由に、好きなことに時間を費やすキャンパー増
手順を簡素化できるところは簡素化して、キャンプで自由に自分の好きなことに時間を費やす「時短キャンパー」が増えていることが選定理由となった。
テントは張らずに車の中で寝て、焚き火や料理を楽しむバンライフ系キャンパーや、調理は火おこしに時間のかかる炭でなく、ガスコンロで代用し、子どもと遊ぶ時間を最優先して確保するファミリーキャンパーなど、それぞれ目的や参加者の属性に合ったプランで楽しむキャンパーが増えている。