携帯料金に関する調査、「携帯電話料金の値下げ」に「満足していない」―日本トレンドリサーチ調べ

2020年11月4日 10時01分更新


 大手携帯電話キャリアのKDDIはUQモバイルでデータ使用量20GB月額3980円、ソフトバンクはワイモバイルで20GB月額4480円という“割安プラン”を、それぞれのサブブランド(格安ブランド)で新設した。
菅内閣による料金値下げの求めに対する一つの“答え”「サブブランドでの割安プランの新設」について、全国のユーザーはどのように考えているのか、日本トレンドリサーチが「携帯料金に関するアンケート」調査を行いその結果を発表した。

 今回は、事前調査で携帯電話を「契約して利用している」と回答した男女300名を対象に、「携帯料金」についてアンケートを実施。

【「携帯料金に関するアンケート」調査概要】
調査手法:インターネットでのアンケート
※自社運営のアンケートサイト「ボイスノート」を始め複数の調査サービスを利用して調査を実施
調査対象者:事前調査で携帯電話を「契約して利用している」と回答した男女
調査期間:2020年10月29日~10月29日
質問内容:①菅内閣による料金値下げの求めに応じて新設されたと思われるサブブランドの割安プランについて、あなたはどちらの考えですか?
②その理由を教えてください。
③菅内閣の政策による「携帯電話料金の値下げ」に対して、現時点で満足していますか?
④その理由を教えてください。
集計対象人数:300人

〇69.0%が、菅内閣の政策による「携帯電話料金の値下げ」に「満足していない」
 まずは、菅内閣による料金値下げの求めに応じたと思われる、サブブランドでの割安プランの新設について、どのように思うか聞いた。


 「納得できる」は49.0%、「納得できない」は51.0%。理由の一部をそれぞれ紹介。

「納得できる」回答理由
・安い方が使いやすくて良さそう。(40代・男性)
・20ギガで5000円以内で使えるなら安いと思うから。(20代・女性)
・選択肢が増えるのは良い。(20代・男性)
・適切な料金プランだと思う。(50代・男性)
・安いに越したことはない。(20代・女性)

「納得できない」回答理由
・大手キャリアがやってくれないと意味がないし、そもそも格安プランというほど割安な感じがしない。(30代・女性)
・もっと安くできると思っているから。(50代・男性)
・それでも高いし、20GBも使わないから。一般に使う量で安くしてほしい。(30代・男性)
・UQやワイモバイルではなくauやソフトバンクが値下げをすべきだから。(30代・男性)
・通信容量はもっと少なくてもいいから、もっと安いプランを作って欲しい。(60代・男性)

 次に、菅内閣の政策による「携帯電話料金の値下げ」に対して、現時点で満足しているか聞いた。


 69.0%が「満足していない」と回答。理由の一部をそれぞれ紹介。

「満足している」回答理由
・政府が主導しないと、メーカー任せでは、なかなか料金が下がらないと思うので。(50代・男性)
・まずは格安スマホから料金値引きされることが、通常スマホの料金体系にも影響が及ぶと思うから。(50代・男性)
・値下げの圧力になるから。(40代・男性)
・料金プランは分かり易く多い方が良い。(30代・男性)
・内容と料金が見あっている。(40代・女性)

「満足していない」回答理由
・未だ値下げ余地がある。月50GB程度で3000円ぐらいにならないと世界に勝てないし、東京都が「香港に替わる世界の金融都市」になるなんて夢のまた夢の話。(60代・男性)
・もっといろんなコースで値下げして欲しい。(60代・女性)
プランはいろいろあるものの、自分の毎月の料金1100円と比較すると、計り知れないほど高額だから。(50代・女性)
・とても菅総理の言う40パーセント安くする目標に到達していない。(50代・男性)
・それでも高い。ギガ数が少ないプランを使っているので、そちらの方も改革をして欲しい。(50代・女性)

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