全国14,100人の夢をまとめた「日本ドリーム白書2018」、暮らしの満足度を高める夢効果 勇気づけてくれるのは本・音楽・宝くじ!
2018年4月18日 17時01分更新
4月といえば新生活が始まり、夢が膨らむ季節。この「夢」にちなんで、宝くじの発売元である全国都道府県及び20指定都市(地方自治体)では、全国の20代以上の男女14,100人を対象に夢に関する大規模調査を行い、今年の新社会人の夢、47都道府県や年代別の夢の傾向など、日本人がどんな「夢」を持っているのかを「日本ドリーム白書2018」としてまとめた。
全国47都道府県から各300人総勢14,100人に夢を持っているかを聞いたところ、「夢を持っている」と答えたのは全体の51.9%になった。性別でみると、男性(50.1%)よりも女性(53.7%)の方がやや多くなっている。
夢の内容を具体的に自由回答してもらい、その結果を集計した。
1位は「健康な生活を送りたい」(11.1%/810件)、2位「好きな趣味に打ち込みたい」(9.9%/724件)、3位「マイホーム(一戸建て)に住みたい」(8.5%/626件)、4位「家族が幸せになること」(8.5%/624件)、5位「子ども・孫の成長・将来(が楽しみ)」(8.2%/600件)となり、健康な生活、趣味、家族の幸せなど、堅実的な夢が上位にランクインしている。
現在夢を持っていると回答した人にその夢を持った年齢を聞くと、平均で36.7歳となった。一方、現在は夢を持っていないが過去には夢を持っていた人(3,983人)に、いつまで夢を持っていたかと聞くと、平均で25.4歳となった。
つまり、若い頃の夢は25歳頃に諦めてしまう時期があり、そして人生の夢をもつ夢適齢期は36歳頃に訪れる傾向にあるようだ。
とはいえ、夢は生活の役に立つのだろうか。
今現在夢を持っていると答えた7,323人に夢の効果を聞くと、ほとんど全員が「良い効果がある(96.7%)と答えている。良い効果があると答えた人(7,085人)に、夢の良い効果を具体的に聞くと、8割以上が「気持ちが前向きになるから」(83.8%)と答えており、ほかには「実現へ努力する力が湧いてくるから」(48.9%)、「家族と楽しく過ごせるから」(36.8%)、「嫌なことがあっても乗り越えられるから」(32.0%)などが夢の効果として上位に挙げられた。
また、今の暮らしに満足しているかどうかを聞くと、夢を持っている人(68.5%)の方が持っていない人(53.0%)よりも満足している割合が15.5%も高くなっている。気持ちを前向きにしてくれる夢を持つことは、暮らし全体の満足度を上げる大きな効果があるようだ。
今の暮らしに満足している人の割合を年代別に見ると、満足している割合が最も低いのが50代。家庭でも仕事でもなにかと大変な50代だが、夢を持つことで、今の暮らしの満足度を高めることができるかもしれない。
夢の実現にはどんな応援がチカラになるのかを知るために、夢を応援してくれそうなヒト・モノ・コトを聞いたところ、「家族」(53.0%)が最も多く、次いで「配偶者・恋人」(35.5%)、「収入アップ」(31.6%)、「友人」(24.4%)の順となった。これをヒト以外のモノだけでみると、「本」(18.3%)、「音楽」(16.5%)、「宝くじ」(15.3%)が上位3項目となり、「夢・三種の神器」となっている。
また、最も夢を応援してくれそうなものをひとつだけ答えてもらうと、「家族」(30.9%)、「配偶者・恋人」(16.2%)、「収入アップ」(13.5%)とトップ3は変わらないが、4番目は「宝くじ」(5.0%)となった。宝くじは「友人」(4.5%)よりも、夢を勇気づけてくれるものとして認識されているのだろうか…。