旅程アプリ「TripIt from Concur」の最新データから、どの要素が「旅行・出張の満足度」に関係するのか、興味深い結果が得られたということで、ランキングを発表した。2016年~2017年の期間で、米国内で利用された575,000以上のフライト後の評価データを解析すると、旅行者・出張者の居住地や訪れた空港、世代の違いと、フライトにおける「満足度」との間に相関関係があることがわかった。
世代別のフライト評価の平均を見ると、ミレニアル世代(1983~1999)が最も旅行・出張を楽しんでおり、その次がベビーブーム世代(1946~1964)だった。ゼニアル世代(1977~1983)という、ジェネレーションXとミレニアル世代に挟まれた超短期世代が3番目に楽しんでいる世代となり、ミレニアル世代と明白な差が見られた(以前、ゼニアル世代はミレニアル世代と関連付けられていた)。そして、最も旅行・出張を楽しめない世代はジェネレーションX(1965~1976)という結果だった。
ホノルル在住の旅行者・出張者が全米で最もフライトに関する満足度が高いことが判明、それにフェニックスやその他、太陽に満ち溢れた街が続く。また、ナッシュビル、タンパ、ボルチモア、オーランドなど、南部に位置する街もトップ10入りしている。
出発、到着が都市部の巨大なハブ空港ではない場合、大半の旅行・出張者はフライト評価を高くつける傾向がある。データによると、シカゴ・ミッドウェー国際空港に到着し、ダラス・ラブフィールド空港から出発する旅行・出張者が最も満足度が高いという結果が出ている。また、出発、到着の空港のいずれかにもトップ10入りしているローカル空港は7つあり、常に旅行・出張者の気持ちに良い影響を与えていることが分かり、ハブ空港よりローカル空港の方が旅行・出張者の満足度が高いという結果だった。
出発:
1. MDW – シカゴ
2. DAL – ダラス
3. BUR – バーバンク
4. HOU – ヒューストン
5. OAK – オークランド
6. SAT – サンアントニオ
7. SNA – サンタアナ
8. STL – セントルイス
9. BNA – ナッシュビル
10. SJC – サンノゼ
到着:
1. DAL – ダラス
2. MDW – シカゴ
3. HOU – ヒューストン
4. BUR – バーバンク
5. OAK – オークランド
6. BWI – バルチモア
7. BNA – ナッシュビル
8. MCI – カンサスシティ
9. ONT – オンタリオ
10. SNA – サンタアナ
【調査方法】
TripItは2016年~2017年にかけて、評価された575,000以上のフライトを解析、居住地や空港のデータについては評価件数1000件未満については対象外としている。エリアについては、アメリカ合衆国国勢調査局の定義に従っている。