都道府県別 パパ・ママ目線による子育て満足度調査~関東編~1位は群馬―三起商行株式会社
2017年10月3日 12時28分更新
ミキハウスブランドのベビー&子ども服およびベビー用品の企画・販売を手掛ける三起商行株式会社は、「ミキハウス ベビークラブ」会員による<パパ・ママ目線による子育て満足度調査~関東編~>の調査結果を「出産準備サイト」にて発表した。
【調査概要】(回答者1865名)
関東1都6県の1歳までの子どものいる「ミキハウス ベビークラブ」会員を対象に、「子育て支援」「医療体制」「遊び場」「コミュニティ」「教育」「治安、安心・安全」「自然環境」「金銭面」の8項目についての満足度を5段階で判定し、各点数に換算したうえで平均値を算出。(5点満点)5点:とても満足している/4点:概ね満足している/3点:満足とまではいかないが、特に不満はない/2点:どちらかというと不満/1点:とても不満がある。すぐに改善してほしい。
<評価のポイント>
◆子育て支援:
子育て支援のための施設、保育所、幼稚園などは足りているか。/自治体が独自でやっている出産・子育て・小児医療に関する手当金に満足しているか。/自治体が独自で行っている子育て支援(お金以外のサービス)に満足しているか。
◆医療体制:
近くに頼りになる産婦人科や小児科があるか。/休日や夜間に子どもが病気になっても対応してくれる病院やクリニック、診療所などがあるか。
◆遊び場:
家族で出かけやすい施設などはあるか。/子どもを遊ばせられる施設や場所があるか。/小さな子ども連れがでかけやすいまちづくりになっているか。
◆コミュニティ:
家族を含め、近くに子育てや生活の相談に乗ってくれたりサポートしてくれる人はいるか。/地域に住む方々は子ども・子ども連れにやさしく接してくれるか。/素直に子どもを育てていきたいと思える地域か。
◆教育:
小さな子どもでも通えるようなお稽古ごと、教室などはあるか。/地域の公立小中学校の教育について、満足しているか。/総じて教育に関して熱心な地域といえるか。
◆治安、安心・安全:
住んでいる地域の治安について不安はあるか。/家の近所や生活圏内で、子どもが(自動車や自転車と)交通事故にあう危険を感じるか。
◆自然環境:
日常的に子どもを自然に触れさせやすい環境が整っているか。/公害や大気汚染などの心配は少ないか。/総じて自然豊かな地域に住んでいるという実感があるか。
◆金銭面:
満足のいく雇用がある、ないしは他エリアの職場に通いやすいか。/地域の物価(住宅や子育てにかかる費用)は適切な水準か。/地域の物価に対して、世帯年収は十分といえるか。
・総合1位は群馬、2位は栃木と、総合的な満足度は北関東の2県が高い結果になった一方で、茨城県は第7位と関東地区では最下位となった。
・南関東では、東京、神奈川、埼玉、千葉の順に3位から6位。
・総合の平均点はいずれの都県でも、3点以上となっており、子育て環境に関して総合して「不満とまではいかない」と思っている人が多いようだ。
総合満足度1位の群馬県は、豊かな自然に恵まれ、安心して子どもを産み、健やかに育てられる環境があり、中学生以下の全ての子どもの医療費の無料化に全国に先駆けて平成21年から取り組むなど、社会全体で子育てを支えているとのこと。
また昔から養蚕などで働く女性が多く、保育所や幼稚園などの施設が整備されてきており、保育所等の待機児童が非常に少ない(平成29年4月1日現在2人)。
<各都県のレーダーチャート>
「子育て支援」「コミュニティ」「治安、安心・安全」「自然環境」「金銭面」の5項目で1位。特に、「子育て支援」は、平均より0.68点も上回っている。「教育」と「遊び場」は平均以下という結果となった。
「医療体制」は3.70点で1位。「子育て支援」「コミュニティ」「自然環境」は群馬に次いで2位。「教育」と「金銭面」は平均以下という結果だった。
全体的にバランスよく平均ポイントを上回っており、「教育」は第1位の点数。「自然環境」は7都県中最下位。
この結果から、少しでも東京都の待機児童問題の解決につながるよう、そして全国の子育て満足度があがるような、育児支援対策、子育てサービスの充実を期待したい。