インテリジェンスが運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、人事・採用担当者のための情報サイト「anレポート」にて、アルバイト経験およびアルバイト就業意向がある15歳から24歳の若者を対象に、就職活動に役立ちそうだと思うアルバイトブランドの調査を実施した。
トップ20を業界で見ると、テーマパーク、ホテル、コンビニといった、アルバイトの仕事では接客が中心になるブランドと、塾・予備校といった教育系のブランドが多く占めた。anレポート調査による「2016年やってみたいアルバイトランキング」の結果と比較してみると、アニメや書店・音楽といった「○○が好きだから」という理由で選ばれる趣味系のアルバイト先がなくなり、ホテルと塾・予備校業界ブランドと「ユニクロ(6位)」が就職に強そうなアルバイトとしてランクインしている。
■2016年アルバイトブランドランキング
回答者のフリーコメントを見ていくと、就職活動に役立ちそうだと思う理由は大きく2つに分かれている。それは、「コミュニケーション能力が上がりそうだから」と「しっかりとしたイメージを与えられそうだから」で、いずれも就職活動の「面接シーン」を想定していると考えられる。
「コミュニケーション能力が上がりそう」だと考えられるブランド第1位は、「東京ディズニーランド」となり、2位「スターバックスコーヒー」、3位「セブン-イレブン」と続いた。6位の「ユニクロ」まで、共通して「接客の要求レベルが高い」「教育・研修がしっかりしている」というイメージが持たれているようである。さらに、4位の「帝国ホテル」をはじめとしたホテル業界では、「お客様への正しい言葉づかいや対応方法が学べそう」といったイメージも強く持たれている。
一方、「しっかりとしたイメージを与えられそう」だと考えられているものでは、7位「家庭教師のトライ」をはじめとした塾・予備校業界のアルバイトが挙げられる。これらのアルバイトは、主に「学力が高い」「勉強をしっかりしてきた」イメージを面接官にアピールできるのではないかと考えられている他、指導することで培われた力が役に立ちそうだと見られている。他のアルバイト先として挙げられるのは、8位「JR東日本」と13位「郵便局」で、これらは「安定感のある大手企業」のイメージがあるため、そこでアルバイト経験があると「真面目」で「信頼感のある」印象を与えられそうだという意見が多く挙がっている。
2016年9月28日