利便度と快適度で高評価、住みよさ1位は5年連続で千葉県印西市 ―住みよさランキング

2016年6月24日 13時25分更新


 株式会社東洋経済新報社では、全国の市を対象に「住みよさランキング」を毎年公表している。このたび、813都市(全国790市と東京23区)を対象にした最新結果をまとめ、発表した。
なお、「住みよさランキング」は1993年以来、今回で23回目の公表(2011年は非公表)となる。
 
 2016年の「住みよさランキング」総合評価1位は印西市(千葉)で、2012年から5年連続のトップとなった。2位は長久手市(愛知)で、2年連続2位。3位は砺波市(富山)で昨年の8位から順位を5つ上げて、トップ3入りを果たした。
 
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 印西市は、北総線の延伸と千葉ニュータウン区域の拡大とともに発展してきた千葉県北西部にある比較的新しい市。東京都心まで約40㎞、人口は2015年国勢調査(速報)で約9.2万人。人口の半数以上が千葉ニュータウン区域に在住する典型的なベッドタウンであり、人口、世帯数ともに増加し続けている。「利便度」が3位、「快適度」が15位で、この2部門が全国トップクラスの評価を得ている。「安心度」が641位と下位にあるが、他の4部門の評価が相対的に高く、総合トップの座を守った。
 
 2位の長久手市(愛知)も、昨年と同じく2位の座を維持。長久手市は、2012年に単独で市制施行した愛知県内で最も新しい市。名古屋市の東部に隣接する典型的なベッドタウン。人口は10年前より1万人以上も増加しており、2015年国勢調査(速報)では約5.7万人であった。「快適度」は全国1位、「富裕度」が25位、「利便度」は26位と、3部門で全国トップクラスの評価となっている。
 
 3位の砺波市(富山)は昨年8位から順位を5つ上げて、トップ3入りを果たした。砺波市は、富山県の西部に位置する人口約4.9万人の市。県庁所在地の富山市と隣接、小矢部市との境界付近で3つの自動車道が結節する交通の要衝。「利便度」10位、「住居水準充実度」19位の2部門が寄与し、トップ3入りを果たした。 
 
 
 その他ランキングの詳細は以下URLを参照していただきたい。
http://corp.toyokeizai.net/news/wp-content/uploads/sites/5/2016/06/409a297cbea1c02741c1b177dd1305f6.pdf
 
 
 

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