株式会社第一興商は、4月29日の「昭和の日」を前に、昭和の時代にリリースされた楽曲のDAMカラオケリクエストランキング調査を実施、その結果を発表した。
「昭和の日」は、平成19年(2007年)に制定された祝日で、“激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす日”である。
およそ63年続いた「昭和」には、数々の名曲が誕生した。昭和35年(1960年)に始まったカラーテレビの本放送開始後、国民は「うた」と接触する機会が増え、音楽は聴くだけでなく目でも楽しめるようになった。音楽番組では歌詞のテロップ表示が定番となり、音楽を“歌う”ことが習慣となった。今回の調査はカラーテレビの本放送が始まった昭和35年(1960年)に着目し、その前後に分けてランキングを発表している。
昭和元年~昭和34年(1926年~1959年)の1位は藤山一郎・奈良光枝「青い山脈」、2位は村田英雄「無法松の一生<度胸千両入り>」、3位は三橋美智也「古城」となった。1位の「青い山脈」は、映画『青い山脈』の主題歌としてヒットし、有名歌手によるカバー曲も多数リリースされていて長年歌われ続けている曲の1つである。
昭和35年~昭和64年(1960年~1989年)の1位は石川さゆり「天城越え」、2位は尾崎豊「I LOVE YOU」、3位は吉幾三「酒よ」。1位の「天城越え」は、カラオケの中でも難易度の高い曲として知られているが、演歌の中でも人気が高く、若者から年配まで幅広い世代で歌われている。
昭和が終わり、二十数年経過した現在、DAM年間カラオケリクエストランキング2015(総合)でも上位100曲の内、昭和にリリースされた曲が19曲もランクインしている。時代の変遷とともに音楽の趣味嗜好も変化してゆくものだが、昭和の名曲は何世代にもわたって歌い継がれているようだ。
詳しい調査結果はURLを参照。
http://www.dkkaraoke.co.jp/newsrelease/dkreport/201604.html