「企業からの情報」を収集するツールで最もよく使われるのはLINE、ニュースや他SNSを上回る
2016年2月3日 15時03分更新
ジャストシステムは「SNSプロモーションに対する消費者動向調査」を実施し、その結果を発表した。調査は同社が運営するアンケートサービス「Fastask」を利用して実施され、調査期間は2016年1月21日から22日まで、15~49歳の男女553名から回答を得ている。
スマホユーザーに対し、プロモーションなどで発信する「企業からの情報」をスマートフォンで収集する際に使うツールを聞いたところ、1位は「LINE」で57.7%と半数以上を占める結果となった。2位は「Webニュース/ニュースアプリ」で36.9%、3位は「Twitter」で36.5%、4位は「YouTube」で33.1%、5位は「企業のホームページ」で30.7%と続いている。
「LINE」には企業の公式アカウントや「LINE@」など多数登録されており、情報発信側のツールとしての役割も備えている。コミュニケーションツールとしてだけ利用するのではなく、情報を集積させるツールとしての利用にシフトしつつあるのが見て取れる結果となった。
「LINE」で企業からの情報を収集する人のうち、何らかの「公式アカウント」と友だちになっている人は74.2%、「LINE@」は49.3%となっている。
「公式アカウント」と友達になった理由の1位は「お得な情報を手に入れたいから」で57.7%、次いで「スタンプが欲しいから」の52.2%を上回った他、「LINE@」と友だちになった理由1位も69.8%で「お得な情報を手に入れたいから」となっており、ユーザー側の用途ははっきりしているようだ。
なお友だちになった「LINE@」は、「自宅近隣にあるお店や場所」が42.9%で1位となり、次いで「今後、行ってみたいお店・場所」が36.9%、「勤務先や学校の近隣にあるお店・場所」が31.0%となっている。友だちになった「LINE@」を知ったきっかけは、「公式アカウントから『LINE@』一覧を表示」が45.8%で最多となった。
「公式アカウント」「LINE@」の情報をきっかけに何らかの行動を起こしたことがある人は79.2%で、そのうち「ホームページにアクセスしたことがある」人の割合は男性47.3%、女性54.9%で最多となっている。「買い物をしたことがある」人の割合は男性28.6%、女性45.7%、「お店に行ったことがある」人の割合は男性30.8%、女性43.9%で、いずれも女性のほうが高い割合になっている。
一方、「有名人の公式情報」を収集するためのツールでは1位が「Twitter」(43.9%)、2位が「LINE(37.6%)」、3位「公式ブログ」(30.7%)という順になっている。年代によっても別れており、10代と20代は「Twitter」、30代は「公式ブログ」、40代は「LINE」を最も多く使っている結果となった。