「SIMフリー端末」の普及のカギは「面倒くさい」「分かりにくい」の解決か

2015年11月25日 14時30分更新


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 ジャストシステムは「SIMフリー端末に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。

 調査はセルフ型アンケートサービス「Fastask」を利用。対象はスマートフォンを利用している20歳~59歳の男女1,000名で、11月13日から16日にかけて実施されている。

 まず「SIMフリー端末」を使っていないユーザーに興味の度合いを聞いてみたところ、悩んでいると回答したユーザーも含めると合計68.0%が興味を持っていることが明らかになった。詳細を見てみると、「SIMフリー端末には興味はあるが悩んでいる」が49.1%でほぼ半数を占めている。
 「近い将来、SIMフリー端末にしようと決めている」が5.9%、「時期は決めていないが次はSIMフリー端末にしようと決めている」が13.0%で、積極的に考えているのは約2割に留まっているようだ。

 「SIMフリー端末」を使っていないユーザーの月額利用料をみてみると、6割近くが「7,000円以上」と回答。「9,000円未満」が最も多く20.9%、次いで「8,000円未満」が20.5%となっており、機種代金を除いたMVNOの音声通話を付けた月間3GBのプランが1,500円前後であるのを考えると、やはり高額となっていると言えよう。

 「SIMフリー端末」に変えない理由で最も多かったのは「手続きが面倒くさそう」で32.7%。次に「どれくらい安くなるかわからない」で32.3%、「調べるのが大変そう」が30.5%で続いている。
 キャリアは全国に展開するショップにて手厚いサービスを提供できるのが強みであり、高額と思える月額料金もそうしたサービスを支えているためであると捉えられる。一方MVNO事業者はそうしたサポート面のコストを最小限にしているからこそ、割安な月額料金を実現できている側面もあるため、どうしても「分からない」という声にはキャリアほど応えられないのが事実だ。
 それでも本調査で「SIMフリー端末」に興味があるユーザーは潜在的にも多いことが明らかになっており、こうしたユーザーを如何に取り込めるかが「SIMフリー端末」やMVNOの更なる普及に必須となってくるだろう。

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