最も満足度の高い会員プログラムは帝国ホテルの「インペリアルクラブ」に――日本ホテル会員プログラム顧客満足度調査
2015年11月18日 19時15分更新
J.D.パワー アジア・パシフィックは2015年日本ホテル会員プログラム顧客満足度調査の結果を発表した。
調査はホテルの会員プログラムに関する利用実態や顧客満足度を測定することを目的としており、ホテルの会員プログラムに加入または登録している人を対象に、直近1年間に最もよく利用したホテルの会員プログラムについて利用の実態や満足度を聴取。手法はインターネット調査を採用、7,242人の回答を得ている。
ホテル別の会員プログラム顧客満足度の1位には741ポイントで帝国ホテルの「インペリアルクラブ」が受賞した。2位には699ポイントでハイアット ホテルズ アンド リゾーツの「ハイアットゴールドパスポート」。3位は649ポイントでヒルトン ホテルズ アンド リゾーツの「ヒルトンHオナーズ」となった。
4位以降は「スターウッドプリファードゲスト」、「マリオットリワード/ザ・リッツ・カールトン・リワード」、「リッチモンドクラブ」、「コンフォートメンバーズ(東急ホテルズ)」と続いている。
また会員プログラムに対する満足度が高いほど、「会員プログラムに加入、登録しているホテルにできる限り宿泊したい」という意向が高まることも調査では明らかにしている。登録しているホテルにできる限り宿泊したい」という意識について聴取したところ「あてはまる」と回答した割合は13%に過ぎなかったが、900ポイント以上の非常に高い満足層は「できる限り宿泊したい」という意向は55%に上昇している。
一方会員プログラムによってもアクティブ層の割合が異なることも明らかにしており、直近1年以内に利用のあるアクティブな層の割合が9割以上と高い会員プログラムもあれば、7割にも至らない会員プログラムもあるという結果が出ているという。
会員プログラムの利用理由については、「よく利用するホテルだから」が43%で1位に。次いで「宿泊の手続きが簡単になるから」が34%、「ポイントが獲得しやすいから」が31%、「宿泊の際によりよい待遇を受けられるから」が23%、「利用したい特典やサービスがあるから」が20%と続いている。