2015年度JCSIにおいて学研教室が2年連続4回目となる顧客満足度1位を獲得

2015年11月6日 09時10分更新


 サービス産業生産性協議会は2015年度JCSI(日本版顧客満足度指数)第4回調査としてスーパーマーケット、衣料品店、サービスステーション、旅行、国際航空、国内長距離交通、教育サービスの計7業種の企業・ブランドの満足度を発表した。本稿では教育サービスについて取り上げる。

 教育サービスの満足度1位は学研教室。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤルティ全ての指標で1位を獲得し、総合的に高い評価を得ている。2位はヤマハ。顧客期待・知覚品質・推奨意向で2位になるなど幅広い評価を得た。3位は公文式、4位はZ会と続いている。

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 対象となったのは学研教室、河合塾、公文式、進研ゼミ、Z会、東進、ヤマハの7企業・ブランド。選定条件を満たしていないものの、参考としてECC、明光義塾も調査が実施されている。

 調査期間は2015年8月21日から9月15日まで。調査方法はインターネットモニター採用し、2段階にて回答者を抽出して各対象450~700人程度にサービスに対する具体的な評価について回答を依頼している。なお回答者の選定条件として、1年以内に利用し、かつ、利用料金を見聞きしたことが挙げられており、最終的に300人以上の回答を確保している企業・ブランドが順位・評価に含まれている。

 JCSI(日本版顧客満足度指数:Japanese Customer Satisfaction Index)は総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施する日本最大級の顧客満足度調査。顧客期待、知覚品質、知覚価値、顧客満足、推奨意向、ロイヤルティの6つの指標で顧客満足度構造とポジショニングを把握することができる調査となっている。2015年度は6回に分け、約30業種、約400の企業・ブランドの調査を実施する予定。

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