引越し回数の全国平均は3.35回、最も引越しをする回数が多いのは「熊本県」出身者
2015年11月2日 19時03分更新
株式会社引越し侍は、同社が運営する引越し比較・予約サイト『引越し侍』の利用者データを元に、都道府県別の引越し回数、引越し理由についての調査レポートを公開した。
■ 引越し回数の平均は3.35回!
全体の平均引越し回数は3.35回となった。引越し回数の割合を見てみると、今回の引越しが初めての回答者が21.9%、2回目が21.8%、3回目が18.8%、4回目が11.0%、5回目が7.8%、そして6回以上が18.7%となった。最も多かったのは、1回目、2回目という回答者だが、それに次いで多いのが、6回以上引越しをした回答者となった。引越しの頻度が非常に多い回答者も多く見られたとのこと。
年代別にみてみると、やはり年代が上がるごとに平均回数も増える傾向にあり、最も多いのが50代の4.04回となった。ほぼすべての年代間に数値の差がある中、30代と40代の間だけ、ほとんど差が無い。これは、10代に進学、20代前半に就職という、引越しを伴う事が多いイベントが、特定の時期に集中しているのに対して、それ以降の結婚、出産、マイホーム購入といったイベントは、20代後半~40代の間に幅広く分布しているためと考えられる。
■ 通常期の引越し理由で最も多いのは「転勤・転職・退職」
次に、引越しの理由に目を移すと、全体を通して最も多かったのは、転勤や転職で22.3%、次いで家やマンションの購入で20.8%、環境の良いところへの引越しが、17.6%という結果となった。
今回の調査は、8月から9月に引越しをした回答者が対象となっているため、進学や就職と言った、3~4月に集中するイベントをきっかけとした数値は、かなり低い値となっているという。
■ 最も引越し回数が多いのは「熊本県」出身者!
続いて、都道府県別のランキングを見てみよう。
まずは、出身地別の引越し回数の平均では、最も多かったのは熊本県で4.23回、2位が鹿児島県で4.13回、3位が広島県で4.11回となった。以下、茨城、北海道と続く。上位の2県は、6回以上引越しをしていると答えた回答者の割合が40%を超えており、引越し回数が多い人の割合も高くなっている。
北海道から九州まで、幅広い地域がランクインしているが、大都市圏から距離のある都道府県が多い傾向にある。
引越しの平均回数が最も少なかったのは長野県で2.53回、2番目が岐阜県で2.60回、3番目が京都府で2.61回となった。以下、徳島県、沖縄県、滋賀県と続く。
引越し元となった都道府県別で見ると、引越し回数が最も多かったのは、宮城県と群馬県が同数でそれぞれ3.87回、次いで栃木県の3.73回、以下東京都、茨城県となっている。東日本、それも関東地方の都道府県が上位を占めており、西日本からは、出身地別で1位であった熊本が7位に入っているにとどまったとのこと。
出身地別では、引越し回数がさほど多くない関東地方であるが、引越し元別で見てみると、回数が多くなっていることから、関東地方に引越す人は、回数が多くなる傾向にあると言えそうだ。
この調査の詳細は、以下の引越し侍サイトを参照のこと。
https://hikkoshizamurai.jp/report/042/