・外資系企業に人気の街ランキング
・1位は東京港区。なかでも六本木ヒルズが22社と一番人気
・関西エリアでは、大阪市の減少が続く
東洋経済は外資系企業が本拠地を置く、人気の街ランキングを発表した。
圧倒的な1位に輝いたのは東京港区。なかでも港区一番人気のオフィスビルは、Apple Japan、ゴールドマン・サックス証券など22社が入る六本木ヒルズ。20社でこれに続く御成門の愛宕グリーンヒルズ。アーク森ビル(18社)、城山トラストタワー(13社)と、森トラストを含めた森ビルグループが完全制覇する港区が盤石となった。
2位は丸の内、永田町、大手町など国内企業にとってもメジャーなエリアを有し、皇居の周辺ということで環境もよい千代田区(東京)。
日本橋、銀座から新川、晴海、築地まで、伝統の商業地区とウォーターフロントの先駆けのエリアを併せ持ち、3位を堅持しているのは東京・中央区。以下は、4位渋谷区、5位横浜市、6位品川区が続いた。
一方、関西に目を向けると大阪市の減少が際立つ。国内企業ですら東京一極集中の傾向が強まっているなか、外資においても東京への進出、大阪からの撤退という現象が顕著になっている。
伸び率の1位は10位の江東区(東京)。東京都の「アジアヘッドクオーター特区」にも指定されており、これからも伸びが期待されそうだ。
東京の利便性はもちろん群を抜いているが、企業誘致は生活環境などの周辺条件も重要。企業誘致は様々な経済効果を生み出すため、各地がさまざまな取組や提案を展開したいところ。