“世界の傘事情調査”、日本の傘所持数は世界1位

2014年8月3日 16時03分更新


・日本は年間降水日数世界ランク13位でも、傘の所持数世界1位

・国内で最も傘を買う本数が多いのは東京。2位は沖縄がランクイン

・ビニール傘の普及で傘への依存度が少なくなっているか?

 
 
 株式会社ウェザーニュースは「世界の傘事情調査」を行い、結果を発表した。

 傘の所持数については世界35カ国の平均は2.4本、日本の平均は3.3本で、日本の一人当たりの傘の所持数は世界No.1ということが分かった。雨の日が多い国ほど一人当たりの傘の所持数が多くなる。日本の年間降水日数は100日程度(35カ国中13位)で、傘を2本以上所有する他の国ほど雨の日は多くない。それでも日本でこれだけ傘の所有数が多いのは、「湿度が高く、一旦雨に濡れると乾きにくい気候であることや、江戸時代から庶民の間で雨傘が普及した文化的背景が影響している可能性がある」と分析している。

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 また世界で最もよく使われている傘の色については、最も人気の色は「紺・青系」(34%)で、次いで「黒」(33%)。日本で使われている傘の色も「紺・青系」「黒」が過半数を占めていたが、「透明」のビニール傘の割合が多いのが特徴的だった。
 国内の都道府県別の「傘購入数」では、1位が東京の1.17本、2位は沖縄の1.05本、3位は大阪府・福井県の1.03本となった。東京都は、比較的弱い雨でも傘を指すとの結果も出ており、「雨に弱い」傾向があるようだ。

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 ビニール傘の普及で「お金とビニール傘は天下の回りモノ」と言われることもあるくらい、傘への思いは少なくなってるように思われる。江戸時代は傘で粋を楽しむ文化もあったほどだ。たしかに日常利用はビニール傘で十分だが、ハレの日など、粋を楽しめる傘を持つのも、日本の楽しみ方かもしれない。

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