住みよさランキング2014、近畿では草津市、中国・四国では下松市、九州・沖縄では合志市が1位に
2014年7月12日 10時30分更新
・「近畿」エリアでは、草津市(滋賀)が2年連続でトップ
・「中国・四国」は下松市(山口)が5回連続の1位
・「九州・沖縄」では、合志市(熊本)が、鳥栖市(佐賀)の6連覇を阻んだ
東洋経済が発表した「住みよさランキング2014」。襾日本編として、「近畿」「中国・四国」「九州・沖縄」の各ブロック毎にランキングした。
「近畿」エリアでは草津市(滋賀)が2年連続でトップ。電機などの工場が多数立地する工業都市であることに加え、京阪神圏のベッドタウンとして高水準の人口増加が続いている。滋賀県勢は5位甲賀市、6位米原市、7位彦根市とトップ10に滋賀県の都市が6都市ランクインした。介護施設定員数の拡大なども要因。
「中国・四国」は下松市(山口)が5回連続の1位。2位柳井市(山口)とは、総合順位で36位離れるなど圧倒的な強さ。下松市は、隣接する周南市や光市などを含めた商圏の中心として商業集積も充実しており、「利便度」では全国7位となっていることも大きい。
「九州・沖縄」では合志市(熊本)が、これまで5回連続トップの座を維持していた鳥栖市(佐賀)に代わって1位となった。合志市は転入・転出人口比率、出生数に加えて病床数でも全国トップクラス。「安心度」、「快適度」が全国4位、11位と高評価を受けたことが要因。沖縄を含めた南九州のランクインが少ない傾向にある。
総じて「都市部のベッドタウン」が高い評価を受けやすいランキングだが、ランクインしているのは必ずしも都市部に隣接していたり、大規模商業施設が整っているエリアばかりではない。保育施設、介護施設などの社会的サポートの充実も大きな評価となっている。自治体単独でなくとも民間への支援含めて、様々な取り組みに期待したい。
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