住みよさランキング、北海道・東北では名取市、関東では印西市、甲信越・北陸・中部では坂井市が1位に

2014年7月11日 18時16分更新


・「北海道・東北」は名取(宮城)が4連覇
・富山、石川、福井の北陸3県と愛知県の強さが際立つ

 
 
 東洋経済が発表した「住みよさランキング2014」。東日本編として、「北海道・東北」「関東」「甲信越・中部・北陸」の各ブロック毎にランキングした。

 「北海道・東北」ブロックでは名取市(宮城)が2010年以降、4回連続で1位の座を守った。仙台市のベッドタウンとして人口流入、住宅建設が続いている。「イオンモール名取エアリ」を筆頭に大型商業施設が開業していることなどもあり、「利便度」は全国3位、「快適度」も13位と全国トップクラス。2位の東根市(山形)は、日本一のサクランボ生産地として知られる一方、ハイテク産業が集積する工業都市でもある。東北地方では珍しく、人口増加が続いている稀少都市。
 なお上位10都市のうち、東根市、尾花沢市を含め山形県から5都市がランクインした。

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 「関東」ブロックでは1位は印西市(千葉)、2位は守谷市(茨城)、3位はつくば市(茨城)、成田市(千葉)が4位となった。注目としてはイオンの大型SCの効果があった18位の羽生市(埼玉)。昨年71位から急浮上した。なおトップ10中、茨城県の都市が5市と半数を占めた。

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 「甲信越・北陸・中部」ブロックは、総合ランキングでも上位がひしめきあう激戦区。ブロック内のランキング20位でも全国総合ランキング29位にランクインするなど、圧倒的な強さを誇る(全国ランキング上位29地方のうち、20地方は甲信越・北陸・中部ブロックから輩出)。

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 人口の集中が問題になる一方、地方都市にはまだまだ魅力、観光資源、移住推進資源がたくさんある。上位にランクされた各自治体はランキングを活用し、PRを図りたいところ。残念ながら下位にランクされた自治体は、改善ポイントが明確になっているため、官民一体で対応したい。

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