デジタルデトックス・ツアーで人気なのは国内1位「沖縄」、海外1位「ハワイ」―養命酒製造
2020年1月10日 12時08分更新
養命酒製造株式会社は、ビジネスパーソンの「デジ依存」と「デジ冷え」というテーマで、2019年12月17日~12月18日の2日間でインターネット調査を行い、全国の20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名の有効回答を回収し結果を発表した。
スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器は、私たちの生活に欠かせないものとなっているが、一方で、デジタル機器の使い過ぎなどが招く“デジタル依存”が深刻化しているといわれている。そこで、養命酒製造株式会社では、ビジネスパーソンの“デジタル依存”やそれによる影響の実態を探った。
【ビジネスパーソンのデジタル機器利用実態】
◇ビジネスパーソンの世代別スマホ利用時間 最長は20代で1日平均3時間
全国の20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名(全回答者)に、デジタル機器の利用状況について聞いた。
はじめに、全回答者(1,000名)に、スマートフォンを1日に何時間くらい利用しているか聞いたところ、「2時間」(22.2%)や、「1時間未満」(19.6%)に回答が集まり、平均は2.1時間で、平均利用時間を年代別にみると、20代(3.0時間)が最も長く、年代が上がるにつれ短くなった。
次に、パソコンを1日に何時間くらい利用しているか聞いたところ、「利用していない」(19.1%)が最も高くなったほか、「1時間未満」(16.5%)や、「2時間」(16.4%)に回答が集まり、平均は2.4時間となった。また、「6時間以上」は14.0%と、約7人に1人の割合となった。平均利用時間を年代別にみると、スマートフォンとは逆に、年代が上がるほど長くなる傾向がみられた。
全回答者(1,000名)に、スマートフォンを複数台持っているか聞いたところ、「持っている」は12.4%となった。「持っている」と回答した人の割合を役職別にみると、管理職(課長以上の役職の人)では22.2%となり、非管理職(11.3%)より10.9ポイント高くなった。
スマートフォンとタブレット端末の両方を持っているか聞いたところ、「持っている」は26.8%となった。
「持っている」と回答した人の割合を役職別にみると、管理職では45.5%となり、非管理職(24.8%)より20.7ポイント高くなった。
SNSを利用しているか聞いたところ、「利用している」は66.5%となった。
「利用している」と回答した人の割合を年代別にみると、20代(80.8%)が最も高く、年代が上がるにつれ低くなり、SNSの利用率は、年代によって大きな差がみられる結果となった。
【“デジタル依存”と“冷え症”の関係性】
◇20代ビジネスウーマンの3人に2人が「デジタル依存」を自覚
◇“スマホ複数台持ち”の6割半、SNS利用者の6割近くが「デジタル依存」を自覚
スマートフォンやパソコンが寝ても覚めても気になり、触っていないとイライラするなど、それらを手放せなくなってしまう“デジタル依存”に陥っている人は、どのくらいいるのか。
全回答者(1,000名)に、≪自分は“デジタル依存”だと感じる≫か聞いたところ、『あてはまる(計)』(「非常にあてはまる」「ややあてはまる」の合計、以下同じ)は49.0%となった。性年代別にみると、自分はデジタル依存だと感じている人の割合は20代女性(66.4%)が最も高くなった。
自分がデジタル依存だと感じている人の割合を、スマートフォンの保有状況別にみると、スマートフォンを複数台持っている人では63.7%、複数台持っていない人では46.9%と、複数台持っている人のほうが高くなった。スマートフォンの保有台数が多い人は、通知などに対応する機会が増えて、スマートフォンへの依存度が高まってしまうと考えられる。
また、SNSの利用状況別にみると、SNSを利用している人では57.3%、利用していない人では32.5%と、SNS利用者のほうが高くなった。
◇“デジ依存さん”の7割強が「血行不良」を自覚
◇デジ依存でデジ疲れ? “デジ依存&血行不良さん”の9割強が「疲れやすい」と回答
◇“デジ冷え”に要注意! “デジ依存&血行不良さん”の7割が「冷え症」を自覚
全回答者(1,000名)に、現在の体調について質問した。
まず、≪目や肩などの血行不良を感じる≫か聞いたところ、『あてはまる(計)』は59.7%となった。
目や肩などの血行不良を感じている人の割合を、デジタル依存の自覚状況別にみると、デジタル依存の自覚がある人では72.4%、自覚がない人では47.5%と、自覚がある人のほうが24.9ポイント高くなった。スマートフォンやパソコンを長時間操作していると、うつむいたままの姿勢が続き、首や肩、腰などの血行が停滞する原因になると考えられ “デジ依存”の自覚がある人の大半が“血行不良”に陥っているようだ。
◇“デジタルデトックス”で行きたいところ 国内1位は「沖縄」、海外1位は「ハワイ」
デジタル依存を解消する方法の一つとして、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器と距離を置いて過ごす“デジタルデトックス”が注目され、デジタルデトックスと旅行を組み合わせた“デジタルデトックス・ツアー”が話題になることがある。
全回答者(1,000名)に、デジタルデトックスのための旅行で行きたいと思う観光地を聞いたところ、国内の観光地では、1位「沖縄県(石垣島、西表島など)」、2位「北海道(富良野、知床など)」、3位「京都府(嵐山、清水寺など)」となった。豊かな自然や和の雰囲気の中で、デジタル機器から離れてリラックスしたいと思う人が多いようだ。
海外の観光地では1位「ハワイ」、2位「アメリカ本土(セドナ、ヨセミテなど)」、3位「モルディブ」となり、ビーチリゾートや、歴史を感じられる観光地が上位という結果だった。
◆調査概要「養命酒製造株式会社調べ」
調査タイトル:ビジネスパーソンの「デジ依存」と「デジ冷え」に関する調査2019
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする
全国の20歳~59歳のビジネスパーソン1,000名
調査期間:2019年12月17日~12月18日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社