ユーザーの状況を先読み、ドコモのAIエージェントサービス「my daiz」5月30日提供開始

2018年5月18日 11時59分更新


 NTTドコモは、日々の生活で必要とする情報やサービスを、適切なタイミングでドコモやパートナー企業から提案するAIエージェントサービス「my daiz(マイデイズ)」を5月30日より提供すると発表した。
 
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 「my daiz」は、AIがユーザーの行動や状況を学習し、ユーザー各々の暮らしに必要な情報やサービスを提供するAIエージェントサービスである。その特徴は、主に「パーソナライズ」「ホーム利用」「パートナー連携」の3つ。
 「パーソナライズ」は、ユーザーの行動や特性に合わせて、行動パターンや趣味嗜好を推定する機能である。利用者に関するスケジュールやスマートフォンの利用情報などのデータを学習し、状況を先読みして、ユーザーへ最適なタイミングで情報を提供する。
 また、外出先だけでなく家の中でも利用できる「ホーム利用」。スマートフォンやタブレットの待受け画面上や「my daiz」アプリのトップ画面、対話を通して、AIスピーカーのようにその時々に必要な情報を入手できる。「しゃべってコンシェル」で培った音声対話や、タッチ操作やテキスト入力といったスマホならではの操作により、様々なシーンにあわせて利用できる。
 そして、dTVやdマガジンなどドコモが提供するサービスに加え、「パートナー連携」として、他社(メンバー)が提供する多様なサービスと連携。ユーザーが好みに合わせてメンバーを登録することで、ドコモだけでは実現できないサービスやサポートの利用が可能になる。
 
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 「my daiz」では、天気・交通・アラーム・グルメ・おでかけ情報などの日常生活に関する基本コンテンツや各メンバーからのおすすめ情報を無料で提供する。
 また、基本コンテンツをより便利に利用できる機能として、天候や交通情報に合わせてアラーム時刻を調整したり、帰宅時間に合わせた傘のリマインドなど、ユーザーの生活エリアや趣味嗜好にあわせた情報を先読みしてインフォメーション通知でお知らせする機能については、月額料金100円(税抜)で提供する。
 なお、現在、iコンシェルを利用しているユーザーは、料金は変わらず「my daiz/iコンシェル(月額コース)」として利用できる。
 
 「my daiz」の利用については、ドコモの回線を利用している場合は、Android 5.1以降とiOS 10.0以降の端末が対象となる。また、ドコモ回線を利用していない場合は、iOS 10.0以降の端末が対象で、Android端末へのサービス提供は2018年秋以降になる予定。
  
 16日に都内で開催された新サービス発表会には、代表取締役社長の吉澤和弘氏が登壇。発表会の冒頭に「my daiz」を紹介し、「昨年10月に発表したドコモのAIエージェントがいよいよ本格始動する」と語り、意気込んだ。
 提供開始時は、ドコモに加え、33の企業や自治体のパートナーと連携し、56のメンバーを提供するが、今後は、「2020年までにはパートナーを150までに増やしたい」(吉澤氏)として、パートナー企業の拡大とともに、サービスの内容も拡充していく方針を示した。
 
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