ファッション購入時の情報収集は「スマホ」に「LINE」!「ファッションコマース利用動向調査」 (前編)

2016年4月7日 14時20分更新


 株式会社ジャストシステムは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した『ファッションコマース利用動向調査』結果の前編を発表した。本調査は、20代~40代の男女602名を対象にしている。
 
 

【調査結果の概要】
■20~30代女性を中心に、ファッションアイテムの情報収集は「スマホ」にシフト
1年前と比べて利用機会が増えたファッションアイテムの情報収集ツールは、「スマホ・タブレットのWebサイト」(36.6%)、次いで「スマホ・タブレットのアプリ」(26.5%)であった。ともに、20代女性と30代女性で利用機会が増えたと感じている人が多く、「スマホ・タブレットのWebサイト」は、20代女性の49.5%、30代女性の43.8%が、「スマホ・タブレットのアプリ」は、20代女性の32.7%、30代女性の33.7%がそのように感じていることがわかった※1。

■女性が最も反応する通知は、「LINEに届くクーポン」
ショップなどから送られてくる情報のなかで、女性が最も反応するものは「LINEに届くクーポン」(28.1%)、次いで「郵送物(カタログ、DM)」(26.1%)、「スマホに届くプッシュ通知」(22.9%)であった。意外にも、カタログやDMといった紙媒体の郵送物も効果が高いことがわかった※2。

■20代女性は購入検討時、「ショップからのSNS投稿」に影響を受ける
1年前と比べて、ファッションに関して影響を受ける人や情報に変化があったかを聞いたところ、「街中の素敵なディスプレイから影響を受ける機会が増えた」(13.9%)と回答した人が最も多い結果となった。
20代女性に限ってみると、「好きなブランドやショップのニュース」(29.7%)や「好きなブランドやショップからのSNS投稿」(26.7%)から影響を受ける機会が増えたと答える人も多い一方で、「街中の素敵なディスプレイ」(29.7%)や「街中のおしゃれな人」(25.7%)から影響を受ける機会が増えたと答える人も多く、リアルに実物を使ってコーディネイトされている媒体や人を参考にする人も多いことがわかった※1。

■ファッションアイテムを「アプリ」で探す20代女性は、過半数が「フリマアプリ」を利用
「アプリ」で購入するファッションアイテムを探す20代女性のうち、「総合ショッピングモール(楽天、Amazonなど)の公式アプリ」を利用する人が最も多く(70.0%)、次いで「フリマアプリ」(55.0%)であった※2。
20代女性は、1年前と比べてアイテムの購入機会が増えた場所としても「フリマアプリ」を挙げる人が他の年代より多く(18.8%)、「フリマアプリ」を積極的に活用している人が多い結果となった※1。

※1 「1年前よりも増えた」「どちらかというと増えた」の合計。
※2 複数回答あり。
 
 
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【調査の実施概要】
■調査名:
『ファッションコマース利用動向調査』(前編)
■調査期間 :
2016年3月25日(金)~28日(月)
■調査対象 :
20代~40代の男女602名
■質問項目 :
・新たにファッションアイテムを購入したいとき、どこで探しますか。

(実店舗で探す人)
・「実店舗」でアイテムを探す理由を教えてください。
・「実店舗」で見て気に入ったアイテムを、「ネット」から購入したことはありますか。
・「実店舗」で見て気に入ったアイテムを、「ネット」で購入する理由を教えてください。

(ネットで探す人)
・アイテムを探すときに使う「ネットショップ」を教えてください。
・アイテムを探すときに使う「アプリ」を教えてください。

・1年前と比べて、ファッションアイテムの「情報収集先」に変化はありますか。
・1年前と比べて、ファッションアイテムの「購入先」に変化はありますか。
・1年前と比べて、ファッションに関して「影響を受ける人や情報」に変化はありますか。
・ショップなどからの情報の届き方によって、情報に対する反応が変わりますか。
 
 

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