シンクエージェントは「生活者のマルチデバイス使い分け実態」について調査を実施し、その結果を発表した。年代や性別によってスマートフォンやタブレットの利用用途が異なることを明らかにしている。
まずスマートフォンの電話以外の用途では、やはり「メールの送受信」が91.3%でトップに。次いでLINEなどの「メッセージ型のSNS」と「地図ナビゲーションアプリ」が52.7%で並んだ。そこから「動画サイト/アプリで動画視聴」が41.0%、Facebookなどの「情報共有型のSNS」が32.2%、「ゲームアプリやゲームサイトの利用」が29.8%と続いている。低い割合をみてみると、その他以外の項目では「電子書籍/雑誌の江閲覧や購入」が12.0%、「音楽のダウンロード購入・音楽の視聴」が17.5%となった。。
これを年代別に見てみると、「動画サイト/アプリで動画視聴」「電子書籍/雑誌の閲覧」「音楽のダウンロード購入」では20~24歳の年代が顕著に高い傾向が見られる。逆に「地図ナビゲーションアプリ」の利用は50歳代の利用が目立つものの、それ以下の年代では平均以下という結果となっている。
PC利用者のスマートフォンやタブレットへの移行状況については、全体の4分の1の層についてPCの利用が減少しているという。特にメール、ニュース、動画サイト、検索エンジンについては高い率でスマートフォンやタブレットに移行している結果になった。
調査は2015年12月15日から12月16日にかけて実施され、調査人数は20代~50代の男女550名、調査方法はインターネット調査を採用している。