iPhoneユーザーのキャリアイメージはauがトップ、2位ドコモ、3位ソフトバンクの順に
2015年9月15日 14時44分更新
9月15日、ICT総研は「iPhone利用者の携帯電話キャリア ブランドイメージ調査」の結果を発表した。
大手3キャリアの「ブランド力」を可視化するべく、「ブランドイメージ」、「キャリアのイメージ」について調査している。調査はiPhone 6s/Plusの発売を控えた9月5日~7日にWebアンケートにて実施され、NTTドコモ、au、ソフトバンクのiPhone利用者1,000人ずつ、合計3,000人を対象としている。
それによると、総合ブランドイメージではauが61.1ポイントで3キャリア中1位となった。2位はNTTドコモで58.3ポイント、3位はソフトバンクで54.9ポイント。
auは関連設問のうち「親しみを持てる」、「今、勢いがある」、「デザイン・センスが良い」、「料金プランがわかりやすい」、「CMが印象に残っている」の5項目でトップになっており、この点が総合1位の要因となったようだ。特にCMに対する印象では非常に高いポイントを残しており、現在の「3太郎」のCMは反響を呼んでいるようだ。
総合2位となったドコモだが、関連設問では「信頼できる」、「お客さまセンターの対応が良い」、「専売ショップのお客様対応が良い」で1位となり、やはり信頼性や顧客対応は他社と比べて良いイメージであるようだ。一方で、「今、勢いがある」、「面白いことをやっている」等の設問では差を付けられており、この辺りが「総合的なブランドイメージ」に響いたとICT総研は分析している。
ソフトバンクは「面白いことをやっている」、「今、勢いがある」といった設問でトップになっているものの、「信頼できる」、「専売ショップのお客様対応が良い」などでは他社に離されてしまっている。
ICT総研によると、今回の調査における「料金プランがわかりやすい」の設問では3社ともに低い数値となっており、やはり現状の複雑な料金プランは大きな課題となっているだろう。
またMVNO業社が徐々にシェアを広げていく中、「安心感」、「信頼感」、「サポートの良さ」を背景した高いブランドイメージが大手キャリアのポイントとなっていくため、今後はそのイメージを盤石にするためにもサービスの向上に取り組んでいく必要性が指摘されている。
詳しい調査結果については下記を参照してもらいたい。
ICT総研:2015年9月 iPhone利用者の携帯電話キャリア ブランドイメージ調査
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