シニア層の携帯電話利用は64.2%がフィーチャーフォンを利用、スマホ利用は27.8%に留まる
2015年7月10日 07時00分更新
・シニア世代のスマートフォン所有率は27.8%
・キャリア別のシニアのスマートフォン所有率はdocomo27.8%、au25.7%、SoftBank36.0%
・シニア世代の格安SIMの認知度は71.8%、うち購入意向は12.3%
MMD研究所は、60歳以上の男女4,406人を対象に「2015年シニア世代の携帯電話端末に関する調査」を実施致しました。尚、今回はシニア世代の携帯電話の利用動向の詳細を追うため、大規模な調査を実施した。
60歳以上の男女(N=4,406)を対象に普段利用している携帯電話について聞いたところ、「スマートフォン」が25.9%、「シニア向けスマートフォン」が1.9%と合わせて、27.8%の人がスマートフォンを利用していることが分かった。また「フィーチャーフォン」が59.2%、「シニア向けフィーチャーフォン」が5.0%と、合わせて64.2%の人がフィーチャーフォンを利用しており、スマートフォン利用者の2倍以上の数字となっている。なお8.0%の人が「携帯電話を持っていない」と回答した。
次にこれを男女別に見てみると、男性シニアからは「スマートフォン」が30.3%、「シニア向けスマートフォン」が1.5%と合わせて、31.8%の人がスマートフォンを利用していると回答があった。一方女性シニアからは「スマートフォン」が21.5%、「シニア向けスマートフォン」が2.3%と合わせて、23.8%の人がスマートフォンを利用していると回答があり、男性の方がスマホ利用者が多い結果となっている。
携帯電話を使っていると回答した60歳以上の男女(N=3,858)をキャリア別に見てみると、docomoを利用しているシニアのスマートフォン利用率はスマートフォン25.4%、シニア向けスマートフォン2.4%と合わせて27.8%、auについては、スマートフォン24.6%、シニア向けスマートフォン1.1%と合わせて25.7%、SoftBankについてはスマートフォン32.8%、シニア向けスマートフォン3.2%と合わせて36.0%となり、シニア層ではソフトバンクユーザーが最もスマートフォンを利用しているようだ。
60歳以上の男女(N=4,406)を対象に、格安SIMについて知っているかを聞いたところ、「知っていて、利用している」が3.7%、「知っているが利用していない」が31.5%、「名前だけ聞いた事がある」が36.6%と合わせて認知度は71.8%となった。また、「知っているが利用していない」「名前だけは聞いたことがある」と回答した人(N=3,001)を対象に、格安SIMへの購入意向について聞いたところ、「興味があり、購入を考えている」が12.3%となっている。
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