58.8%がフィーチャーフォンを4年以上継続利用――シニア世代の携帯利用動向調査
2015年7月6日 16時03分更新
・シニア世代の58.8%が4年以上フィーチャーフォンを継続利用
・フィーチャーフォンで、2~3日に一回以上インターネットを利用する割合は3.8%
・通話やメールは「友人・知人」相手が多く写真撮影・送信は「息子・娘」が多い
MMD研究所はフィーチャーフォンを利用する60歳以上の男女1,110人を対象に「2015年シニア世代のフィーチャーフォン利用動向調査」を実施した。
フィーチャーフォンを利用している60歳以上の男女(N=1,110)を対象に現在利用している携帯電話の利用年数を聞いたところ、「4年以上」が58.8%、「3年以上~4年未満」が12.7%となった。一方「半年未満」が3.4%、「半年以上~1年未満」が3.4%と、1年以内に携帯電話を購入した人は6.8%にとどまった。
フィーチャーフォンを利用している60歳以上の男女(N=1,110)を対象に、電話でよく使う機能を聞いたところ、フィーチャーフォンでのインターネットについては、「毎日使う」が1.2%、「2~3日に1度使う」が2.6%にとどまり、「全く使わない」が70.8%となった。また、通話とメールについては「毎日使う」が3割を超えたが、お財布ケータイ、ワンセグについては、ほとんど使われていない結果となった。
フィーチャーフォンを利用している60歳以上の男女のうち、「通話」「メール」「写真撮影・送信」のいずれかの機能を利用していると答えた人(N=1,106)にコミュニケーションツールの利用用途について聞くと(複数回答)電話については「友人・知人と」が67.5%、「配偶者と」が58.9%、「息子・娘と」が53.5%となった。また、メールについては、「友人・知人と」が57.4%、「息子・娘」が51.0%、「配偶者と」が41.0%となっている。
次回に購入を検討する端末ではフィーチャーフォン40.3%で1位に。「シニア向け」「格安スマホ」を合わせてもスマートフォンは合計27%で、フィーチャーフォンには及ばない結果に。またフィーチャーフォンを使い続ける理由では「操作が簡単」「月額料金が安い」が1位と2位に挙げられている他、「折りたためる(コンパクト」「通話しやすい」「ボタン操作が使いやすい」というスマートフォンではカバーできない項目が上位に入っているのも見逃せないだろう。
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