ワンクリック詐欺は女性の方が被害にあっている割合は高い結果に

2015年7月3日 12時50分更新


・ワンクリック詐欺を見かけたことがあるスマートフォンユーザーは2割以上

・男性よりも女性のほうが被害にあった経験があるとの割合が高く、年代別では10代が2番目に高い

・ワンクリック詐欺の被害額の1割以上が10万円超

 
 
 マカフィー株式会社とMMD研究所は、2015年6月10日、11日の両日にスマートフォンユーザー2,875人に対して「スマートフォンのトラブルに関する調査」を行い、その結果を発表した。

 近年、スマートフォンを利用しての詐欺事件やトラブルが増加傾向にあることから両社でスマートフォンでの様々なトラブルに関しての調査発表を行い、消費者へのスマートフォントラブルに対しての認知拡大を行うことで、消費者がより安全にスマートフォンを利用できる環境を作り出していくことを目的にしたもの。

 スマートフォンユーザー(N=2,875)にワンクリック詐欺に関して説明した上で、スマートフォンを利用していてワンクリック詐欺を見かけたことがあるかを聞いた所、「見かけたことがある」と答えた方が22.5%と、ほぼ4人に一人という形となった。

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 ワンクリック詐欺とは年齢認証などをクリックしたところ一方的に会員登録させられ、高額な料金を請求されるというもの。警視庁のホームページによるとクリックのみではただちに契約は成立しないために消費生活センターなどへの相談を呼びかけている。

 ワンクリック詐欺を見かけたことがあると答えた方(N=648)に対して、ワンクリック詐欺の被害にあった経験があるかを聞いた所、「被害にあった経験がある」と答えた方は16.7%。また、性別に見てみると、「男性(14.3%)」、「女性(20.4%)」となり、女性が男性より6.1ポイント高い結果となった。年代別に見てみると、30代の割合が23.9%と最も高く、次いで10代が18.2%と2番目に高い結果となっている。

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 ワンクリック詐欺の被害にあった経験があると答えた方(N=108)に対して、被害額を聞いたところ「10,000円以内」と回答した方が60.2%と最多。一方で「100,001円以上」と答えた方が11.1%となり、1割以上の方が100,000円以上の被害にあっていることが分かった。

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