Apple Watch、「購入するつもりはない」が7割を占める結果に――「アップルウオッチ 購入意識調査」

2015年4月14日 15時55分更新


 4月14日、ICT総研は「アップルウオッチ 購入意識調査」の結果を発表した。
 アップルウォッチは先日予約・試着が開始されて注目を集めており、今月24日に発売が予定されている。本調査は発売直前の現時点での購入意識・購入意向を調査したものとなっている。調査期間は4月13日から4月14日まで。回答者は550人。調査手法はWebアンケートを採用している。

 調査によると「購入するつもりはない」が最多で72.5%。購入意向を示したのは「既に予約した」の3.5%、「購入しようと思っている」の4.5%で合計8.0%に留まっている。「まだわからない」とした回答者は19.5%。

 年齢別にみてみると、購入意向を示した回答者は20代では合計15.4%いるが、30代では合計13.3%、40代では合計7.8%と、年齢層が上がるにつれて漸減していく傾向が見られたという。逆に「購入するつもりはない」とした回答者は年齢像が上がるにつれて増加していると指摘されている。

 アップルウオッチを購入するとしたら「どのモデルが欲しいか」について「既に予約した」、「購入しようと思っている」、「まだわからない」のいずれかを回答者に対して質問したところ、「Apple Watch」が28.5%、「Apple Watch Sport」が31.1%、高額な「Apple Watch Edition」は僅か3.3%に留まった。「Apple Watch Sport」が最も支持されたのは価格の安さが大きな要因だと分析されており、年齢層別にみても偏りなく万遍なく支持されている。

 ICT総研はアップルウオッチの普及に向けて、販売価格の高さとキラーアプリの不在という2つの課題をいかに打破していくかがカギになるとしている。時計型ウェアラブル端末の本命とも言えるアップルウオッチがどこまで市場を伸ばせるかは、今後のウェアラブル市場の行く末を左右すると言っても過言ではないだろう。

 なお詳細なレポートに関しては以下のリンクを参照してもらいたい。
・ICT総研:2015年4月 アップルウオッチ 購入意識調査

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