総合評価ではKDDI、スマホ満足度ではソフトバンクが1位に――日経BP「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2014」
2014年9月5日 18時00分更新
・スマホ満足度はソフトバンクが4年連続1位
・携帯電話を含めるとKDDI(au)が8年連続1位
日経BPコンサルティング「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2014」の調査結果をまとめた。
本調査では「総合評価」「通話品質」「圏外の少なさ(どこでも使える/どこでもつながる)」「本体価格」「基本料金・通話料金」「パケット代」の基本的な6項目についての満足度を評価した。
「総合評価」をみると、KDDI(au)が17.9ポイント(前回18.8)となり8年連続で1位となった。2位はNTTドコモで16.6ポイント(同15.1)、3位はソフトバンクで14.4ポイント(同15.6)となり、2位と3位が入れ替わった。4位はウィルコムで13.2ポイントだった。
個別の項目ではKDDI(au)はすべて2位となり、全項目で満遍なく満足度が高かった。NTTドコモは「通話品質」と「圏外の少なさ」が1位、ウィルコムは「本体価格」と「基本料金・通話料金」、「パケット代」が1位だった。
スマートフォンに限定した満足度では、1位がソフトバンクで20.2ポイント(前回22.6)だった。2位がKDDI(au)で19.5ポイント(同18.0)、3位がNTTドコモで16.6ポイントとなった。
項目別では、項目別満足度ではソフトバンクが「本体価格」で1位、NTTドコモが「通話品質」「圏外の少なさ」で1位だった。「通話品質」「圏外の少なさ」の2項目に限ると、NTTドコモは携帯電話を含む全体とスマートフォンのいずれでも1位となった。
ドコモは通話品質ではやはり評価が高い。一方、利用者側の総合満足度は通話品質だけではなく、価格も大きな要素となっている。通話品質のドコモ、価格のソフトバンク、総合力のauという分布図。今後は、通話料金も横並びになったこともあり、サポートを含めた総合力がより満足度を高めるために重要になると思われる。