格安SIM総合評価ランキング1位は「UQモバイル」
2023年2月24日 12時11分更新
■調査の背景
1月から3月にかけては、新生活が始まる前に携帯電話の新規申込みやキャリア変更を検討する学生・社会人をターゲットに、各社がさまざまな割引施策を打ち出すなどして大きく通信業界が盛り上がる時期。加えて、物価や光熱費が高騰している今、家計を見直して節約のために格安SIMの契約を考える人もいるのではないだろうか。
総務省が推進している通信費引き下げや、楽天モバイルが「第4の事業者」として携帯通信サービスに本格参入したことを背景に、大手キャリアにおいてもdocomoがahamo、KDDIがpovo、ソフトバンクがLINEMOをオンライン専用プランとして新たに立ち上げるなど、各社低料金の新プランが続々登場している。
これらのことからも、今後もさらに、格安SIMの利用拡大と各社のサービス拡充が見込まれている。
「選択サポートサービス」を掲げるmybestでは、ますます注目が高まる格安SIMに関して、利用者が抱える不満や格安SIMの評価要素や実際のユーザーニーズを明らかにすべく、アンケート調査を行った。
■調査概要
- 調査対象:格安SIMを現在利用している・過去に利用していた男女911名
- 調査期間:2022/12/07~2022/12/13
- 調査方法:クラウドワークスによるアンケート
- 調査機関:株式会社マイベスト
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アンケート調査で分かった
格安SIMの利用傾向
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■格安SIMは月額利用料金を重視する傾向あるも、通信環境をデメリットに感じる人4割、一方で「不満はない」と答える利用者も3割
はじめに、現在または過去に格安SIMを利用したことがある男女911人を対象にアンケート調査を行ったところ「格安SIMを選ぶ際に重視したポイント」として、51.7%の利用者が「月額利用料金」を選んだ。次いで、15.3%の利用者が「通信の安定性」、10.8%の利用者が「通信速度」といった通信環境を重要視したポイントとして選択した。
加えて実際に「格安SIMのデメリットに対する回答」として「データが繋がりにくい」ことを挙げる利用者が38.0%おり、通信環境がサービスの満足度に差をつける一つの重要要素であることがわかった。
一方で「格安SIMのデメリットを感じない」という利用者が全体の27.5%おり、一部の利用者において、格安SIMのサービスに対するある程度の満足を得られているといえる。
- これらのアンケート結果から、格安SIMに対する不満・不安として「料金は安いが繋がりにくい」という点は引き続き大きいものの、「デメリットに感じる点はない」と回答する利用者も増えており、利用する格安SIMの選択とプラン次第では、満足する通信環境が得られていると思われる。
■75%の利用者が格安SIMに対して通信速度の遅さ感じるも、それを許容できる人が半数近く
通信速度に対しては、「常に遅いと感じる」「昼休みや夕方は遅いと感じる」「遅いと感じたこともある」利用者が計75.0%を占めており、多くの利用者が格安SIMに対し通信速度の遅さを感じていることがわかった。
一方で「遅いと感じたことあるが許容できる」利用者は47.4%おり、遅いと感じたことがある利用者だけでみると、それを許容できる利用者が半数以上を占めている。
- これらのアンケート結果から、月額利用料金の安さを重視した結果、通信速度についてはネックを感じながらも、月額利用料金に対する相応のサービス内容であるとして納得または妥協している利用者がいることが考えられる。時間帯などによる通信速度や安定性、容量と言った通信環境に対する課題が全体的に存在する一方で、ユーザーの利用時間帯や使い方に応じて適切な事業者とプランを選ぶことで、許容もしくはより満足できる通信環境を利用者は得られると想定できる。
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格安SIM25社
比較検証ランキング
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mybestでは上記のアンケート調査を受け、ahamo・povo・LINEMO・楽天モバイルを含めた人気格安SIM25社36プランを対象として、各サービスを実際に契約した上で比較検証を行った。
なお、以下のサービスは格安SIMではないが、乗り換え先として人気であることからmybestでは格安SIMとして取り扱い、比較検証をしている。
・楽天モバイル
・Y!mobile
・UQモバイル
・ahamo
・povo
・LINEMO
検証項目は以下の4点を設定。
- 通信速度
- 月額利用料金の安さ
- サポート体制
- 電波の繋がりやすさ
比較検証は、以下のような検証方法・内容で実施した。
1.通信速度
場所や回線の混雑状況によって通信速度は異なるため、都心と郊外の2か所に分けて、昼休み時間帯・通常時間帯・通勤時間帯でそれぞれ3回ずつ計測。アプリ「5GMARK」を計測に使用し、中央値で評価した。
- 計測場所:【都心】東京都渋谷区/【郊外】千葉県鎌ケ谷市
- 使用機器:iPhone 12 Pro
- 計測時間:昼休み時間帯12:00~13:00/通常時間帯14:00~16:00/通勤時間帯17:00~19:00
※特定の日程・時間帯・場所での値で評価。同じ格安SIMでも、使用環境が異なれば通信速度も変動するベストエフォート型サービスのため、必ずしも同じ数値が出るとは限らない。
2.月額利用料金の安さ
格安SIMの月額利用料金の検証では、以下の3パターンの利用者を想定し、それぞれの利用者に適したプランの料金を比較して評価した。割引キャンペーンは半年以上適用されるものは適用して算出している。
【格安SIM(音声プラン)想定利用者】
- 1か月のデータ使用量:3GB
- 1か月のデータ使用量:10GB
- 1か月のデータ使用量:20GB
3.サポート体制
下記の評価項目にて評価した。
- 実店舗の有無・店舗でのサポート範囲(契約のお手伝い、契約後の悩み事の相談)
- 問い合わせの際の方法(電話、チャット、メール・お問い合わせフォーム)
4.電波の繋がりやすさ
それぞれの事業者で使える周波数を調査し、屋内でもつながりやすい電波(プラチナバンド)に対応しているかどうかを評価した。
これらの検証結果を踏まえ総合評価を行い、ランキングを作成した。
■総合評価1位は「UQモバイル」。どの時間帯においても落ちることない安定した通信速度が高評価。
※2023年2月14〜15日時点の評価結果。
mybestによる比較検証の結果、総合評価1位は「UQモバイル」。
auのサブブランドとして展開しており、5Gの高速通信にも対応。通信品質はauと同等ながらも安定した通信環境と低料金の価格設定が魅力。
2023年2月の測定では、昼休み時間帯で174.3Mbps・通常時間帯で89.5Mbps・通勤時間帯で179.5Mbpsを記録。回線が混雑する昼休み時間帯でも速度が落ちることなく、他社と比べても圧倒的な通信速度の速さ。どの時間帯でも快適に使え、安定した通信環境が維持されている。
加えて、UQモバイルは全国に自社のショップを展開しているため、契約後も対面でサポートを受けられ、問い合わせ方法も電話・チャット・メールすべてに対応している。
月額利用料金は他社より少し高いものの、こうした高い通信品質や充実したサポート体制が評価されており、通信の速度や安定感を重視する人に特におすすめ。
今回紹介した比較検証ランキングの詳細は、以下のURLで公開している。
また、ページ内では専門家監修による「格安SIMの選び方」も紹介している。
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