スマートウォッチランキング ー ウーマンリサーチ
2021年9月1日 11時14分更新
こどもりびんぐが展開するリサーチ事業「シルミル研究所」では、女性を対象にした調査「ウーマンリサーチ」を実施し、今回は2021年7月~8月に実施した「スマートウォッチ」についての調査」の結果を発表した。
ウーマンリサーチでは、全国のWeb会員を対象に「スマートウォッチ」についての調査を実施。回答者665人中、スマートウォッチを「持っている」人は11.3%と、約1割にとどまった。しかし、「持っていない」人のうち、「興味がある」と回答した人は44.1%と関心の高さも伺えた。興味があっても購入に至っていない理由は、「価格が高い」「どれが良いかわからない」「使いこなせるか不安」などの声が多くみられた。
スマートウォッチでよく使う時計以外の機能は「歩数・消費カロリーなど活動量の管理」が78.7%と最も多く、「メール・SNS通知」(45.3%)、「心拍計」(29.3%)と続き、「電子マネー」の利用は5.3%にとどまった。
利用率第1位(表1)を受賞した「Apple Watch SE」利用者からは、「メールが来た時など通知ですぐわかる上に、かっこいいのでどの場面でも使える」(20代・静岡県)という声が寄せられたとのこと。また、メーカー別利用率も「Apple」が第1位を受賞している(表2)。
スマートウォッチを購入した理由は「健康管理のため」が68.0%と最も多く、次いで「日常的な活動量(歩数・消費カロリーなど)計測のため」(64.0%)、「睡眠の記録・管理のため」(33.3%)と、ヘルスケアツールとしてのニーズが高いことが伺える(複数回答)。しかし、「睡眠の記録・管理」は40代以上で40.9%と3番目に高い一方、30代以下の若い世代では「メールなどの通知機能が使いたかった」(32.3%)が3位、「たくさんの機能が搭載されているから」(25.8%)が4位と上位にきており、世代によって目的が異なる結果に(グラフ1・2)。
購入の際に最も重視したポイントは、「本体価格の安さ」が24.0%と最も多く、「ブランド・メーカー名」(17.3%)、「活動量計測機能」(10.7%)、「簡単に使えるか」(9.3%)、「本体の大きさ・重さ」(6.7%)という結果になった。
1年以内に購入した人の中には、「ウオーキングを始めたので、どのくらい歩いているか確認するために購入した」(40代・埼玉県)、「休業したことで自宅にこもりがちになり太ってしまったため(体調管理のために)購入した」(50代・北海道)など、コロナ禍の影響で購入した人も。
また、購入時に迷ったポイントについて聞いたところ、機能面や価格のほかに、「デザインがいろいろあるので迷ったが、オン・オフで使えるデザインを選択した」(30代・大阪府)など、常に身に着けるものだからこそ、どんな場面でもフィットするデザイン面でのコメントが複数見られたとのことだ。
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