日本IBMとNECフィールディングが4年連続1位――ITソリューションプロバイダー顧客満足度調査
2015年9月24日 16時40分更新
・「法令や制度変更への対応」を課題に挙げる企業は昨年からほぼ倍増
・ 日本IBMとNECフィールディングが各セグメントにおいて4年連続で満足度第1位
・独立系/ユーザー系/事務機器系SIerセグメントではリコージャパンが第1位
J.D. パワー アジア・パシフィックは日本ITソリューションプロバイダー顧客満足度調査の結果を発表した。調査は全国の従業員規模50名以上の企業を対象に、情報システムの導入・構築事業者に対する満足度を明らかにする調査となっており、2015年7月に郵送調査によって実施された。
調査では業態ごとにITソリューションプロバイダーを3つのセグメントに分け、集計を行った。各セグメントと回答件数は以下のとおり。
「コンピューターメーカー」:回答件数 885件
「コンピューターメーカー系ベンダー」:回答件数 1,316件
「独立系/ユーザー系/事務機器系SIer」:回答件数 3,855件
今年の調査では今後システム導入・構築によって取り組むべき課題として「セキュリティ対策の強化」と「法令や制度変更への対応」を挙げる企業が大きく増加した。
昨年調査と比べて「セキュリティ対策の強化」を挙げる企業の割合は全体で46%から57%と半数を超えるまでに増加し、また「法令や制度変更への対応」は18%から33%とほぼ2倍に増加している。この傾向は中小企業から大企業まで同様である。近年の大きな不正アクセスやデータ漏洩事件の発生、またマイナンバー制度の施行開始を目前に控え、システム対応やそのセキュリティ対策は待ったなしの近々の課題となっていることが推察される。マイナンバーをフックに、システム刷新などの提案を行うベンダーもあり、商機は大きい。
各部門における総合満足度ランキング1位は次のとおり。
・コンピューターメーカー:日本IBM(8ベンダー中) 4年連続での顧客満足度第1位
・コンピューターメーカー系ベンダー:NECフィールディング(8ベンダー中) こちらも4年連続の顧客満足度第1位
・独立系/ユーザー系/事務機器系SIer:リコージャパン(8ベンダー中)
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