公衆無線LANの満足度は「OCN ホットスポット」とスターバックスが1位に――「2015年 公衆無線LANサービス利用者動向調査」
2015年4月16日 15時00分更新
・2014年度末の公衆無線LAN 利用者は前年度比33%増の2,278万人
・2018年度末にはサービス利用者が4,073万人に拡大
・スマートフォンユーザーの過半数(56%)が公衆無線LAN サービスを利用
・キャリア系事業者ではNTT コムが顧客満足度1位、施設系でスタバがトップ
4月16日、ICT総研は「2015年公衆無線LAN サービス利用者動向調査」の結果を発表した。
調査によると2014年度末での公衆無線LANサービス利用者数は前年度比33%増の2,278万人に。その内訳は個人利用者が1,987万人、ビジネス利用者は291万人となっている。
今後も毎年400~500万人程度のペースで伸び続けるとしており、2016年度には3,000万人を突破、2018年度には4,000万人を超えると予想されている。
ICT総研が実施したアンケート調査によると、アンケート回答者4,412人のうち公衆無線LANサービスを利用していると回答したのは全体の36.1%にあたる1,592人に。このうちスマートフォンユーザーに限ると、スマートフォンユーザーの56.1%が公衆無線LANサービスを利用していると回答している。スマホ契約数は6,000万件を突破し、ユーザーはキャリアの公衆無線LANサービスに加入することが多いため、今後も公衆無線LANサービスの契約数は増え続けると予想されている。
公衆無線LANサービスの満足度調査も合わせて実施されており、キャリア系事業社ではNTTコミュニケーションズ「OCN ホットスポット」、施設系事業者ではスターバックス「at_STARBUCKS_Wi2」が1位を獲得している。
キャリア系事業者の2位はNTT東西「フレッツ・スポット」、3位はソフトバンクモバイル「ソフトバンクWi-Fiスポット」と続いている。
施設運営事業者2位は羽田空港「HANEDA-FREE-WiFi」、以下「ヤフー無線LANスポット」、「コンビニエンスストアのWi-Fiサービス」となっている。
訪日外国人旅行者や2020年の東京オリンピックに向けて、公衆無線LANは拡大の一途を辿っている。諸外国と比較するとまだまだ整っているとはいえないが、世界的にスマートフォンが普及している今、情報インフラとしてますますの整備が求められてくるだろう。
なおリリースの詳細については以下を参照してもらいたい。
ICT総研:2015年 公衆無線LANサービス利用者動向調査
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