イメージで選びがちなセキュリティソフトに基準を――中小企業における満足度調査「中小企業セキュリティアワード2015」
2015年2月9日 10時00分更新
・対象は300人未満の中小企業で、今回が4回目の調査
・利用者サイドの声を重視し各項目でNO.1を決定
・メールセキュリティをはじめ調査項目は多岐に渡り、項目で1位になったベンダーも多様
イードは日本の中小企業におけるセキュリティ製品およびサービスの顧客満足度調査結果を発表した。
調査は従業員数300名未満の企業及び組織でITセキュリティの運用または選定に関わる方を対象に実施され、手法は主要セキュリティ製品およびサービスの利用満足度に関するアンケートを採用。イードが実施するITセキュリティ製品の満足度調査としては今回で4回目を迎えている。投票受付は2014年12月19日より12月26日まで、863名の有効回答を得た。
ITセキュリティ製品は、企業の売上や利益に直接貢献することがないため、単にコストとみなされることが多く、製品選びの明確な基準がまだ社会的に確立されていない。そのため、ブランド認知度、カタログスペック、導入実績、SI事業者による提案等々、製品を販売するサイドからの情報発信が大きい影響力を持っている。
本調査はこうした現状に対してセキュリティ製品やサービスを実際に使っている利用者サイドからの製品選定の価値基準構築を目指すものになる。満足度は主観的な事柄であるためにスペックやブランドとは必ずしも相関しない場合もあるが、そうであるからこそ本調査結果にはITセキュリティの管理に携わる現場のセキュリティ管理者の生の声が含まれていると言えよう。
主な結果は以下の通り。
ゲートウェイに設置するセキュリティ機器や統合型アプライアンスの部
総合満足度:1位ジュニパーネットワークス
IDS/IPSの部
総合満足度1位:IBM (IBM Security Network IPS)
Webアプリケーションファイアウォールの部
総合満足度:1位F5(BIG-IP Application Security Manager)
クライアントPCウイルス対策の部
総合満足度:1位エフセキュア
ゲートウェイウイルス対策の部
総合満足度:1位エフセキュア
メールセキュリティの部
総合満足度:1位キヤノンITソリューションズ(GUARDIANWALL)
URLフィルタリングの部
総合満足度:1位トレンドマイクロ(Inter Scan)
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