シニアがよく使うECサイト第1位は「楽天市場」、2位は「アマゾン」―インテージ調べ

2019年5月27日 13時01分更新


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 市場調査・マーケティングリサーチを行う(株)インテージが発表した「シニア層のサイト利用状況」調査によると、シニア世代が最もよく利用するショッピングサイトは、1位「楽天市場」、2位「Amazon」、3位「Yahoo!ショッピング」であることが分かった。

 いまや巨大市場となっているネット通販。ECサイトは若い世代の人達が利用すると思いがちだが、近年、シニア世代の利用者も着実に増えている。総務省の「家計消費状況調査」によると、2018年時点のネットショッピングの利用率は、2人以上の世帯の平均が39.2%であるのに対し、65歳以上の高齢者世帯では21.1%となっている。この高齢者世帯のネットショッピング利用率は2007年の7.0%から11年間で約3 倍にまで伸長した。日頃から家族とLINEで連絡を取り合うなど、スマホをバリバリ使いこなすシニア層も最近では珍しくなく、将来的にはネット市場に大きな影響を与える存在になっていくことが予想される。この記事ではシニア層を60~69歳として分析している。

◆主要ECサイトを積極的に活用~シニア層のインターネット利用
 以下は、インターネット利用者における60代と全世代平均のサイト利用データの比較結果。

◎シニア層のサイト利用状況(利用率ランキングと利用時間ランキング)
(「全体」は15~69歳男女 パソコン/スマホユーザー)
シニア層のサイト利用

 まず、利用率上位のサイトの顔ぶれは「Yahoo!」「Google」といったポータルサイトや「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」といった3大ECサイト、「LINE」「Facebook」「Twitter」といったSNSが上位にあがっている。

 シニア層の3大ECサイトそれぞれの利用率は、全体平均並みもしくは全体平均以上となっている。今後、シニアのインターネット利用率が上がることで、利用者増が期待できそうだ。また、シニア層のECサイト利用で特徴的なのが、「Yahoo!ショッピング」の利用率が全体に比べ+13ptと高めに出ている点だ。シニア層において、ポータルサイトの「Yahoo!」が利用率・利用時間ともにトップとなっていることから、ポータルサイトから直接アクセスしやすいといった手軽さや、以前から多くの人々に利用されていて親しみが持ちやすい、などといったことがこの世代の「Yahoo! ショッピング」の利用率を高めている可能性が考えられる。

 一方、SNSの利用率を見てみると、全体平均と比べて格段に低いのがわかる。最も利用されているのは「LINE」。SNSの中では唯一、利用率が50%を超えている。家族や孫などと連絡を取る手段としてシニア層にも浸透しているようで、連絡ツールとしての立ち位置を不動のものにしている。「LINE」以外のSNSではよく利用されていたのは「Facebook」と「Twitter」だった。「Instagram」は利用率30%にも満たず、シニア世代においては存在感の薄さが否めない。

◎シニア層のスマートフォンでの行動
シニアスマホ利用

 SNS活用の主な目的として、人とつながることや情報収集・発信がある。前述の価値観が、シニア層の間でSNSの普及がなかなか進んでいかない要因の一つなのかもしれない。

 一方、「気に入った商品を長く使い続ける」という考えも、特徴としてみられた。ネットショッピングをするときも、まだ試したことのない新しい商品をネット上で買って挑戦してみるというよりは、以前店頭で実際に購入した経験があるものや、長年にわたって愛用し続けているものなどを選ぶ傾向にありそうだ。
 
 
 

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