ソフトバンクが第1位、「導入・構築対応」と「営業対応」で最高評価―クラウド型グループウェア導入ベンダー満足度調査
2018年9月12日 11時18分更新
J.D. パワー ジャパンは、「2018年クラウドサービス提供事業者顧客満足度調査<クラウド型グループウェア導入ベンダーセグメント>」の結果を発表した。
同調査は、企業向けのクラウド型グループウェア製品の販売・導入支援を行うシステムベンダーの顧客満足度を明らかにすることを目的に、年に1回実施されている。今回の調査は、クラウド型グループウェアを導入している全国の従業員数50名以上企業・899社を対象に実施された。
また、顧客満足度の測定にあたっては、総合的な顧客満足度に影響を与えるファクターを設定し、各ファクターの詳細評価項目に関するユーザーの評価をもとに総合満足度スコアを算出している(1,000ポイント満点)。
調査の結果、総合満足度第1位はソフトバンク(605ポイント)となった。同社の1位受賞は3年連続。「導入・構築対応」および「営業対応」の2つのファクターで、ランキング対象となった6社中最高評価を得た。
第2位にサイボウズ(591ポイント)、第3位にKDDI(587ポイント)が続き、顧客満足度ランキングの全体平均は585点という結果となった。
今回の調査では、業界全体でクラウド型グループウェア導入ベンダーに対する満足度に向上が見られた。特に「導入後サポート」に対する満足度が大きく改善し、多くの事業者で評価が前年から上昇していることから、事業者がサポート体制を強化している様子がうかがえる。
グループウェアは企業における社内外との重要なコミュニケーションインフラを担っている。J.D. パワーは「パッケージによるオンプレミス型からクラウドタイプへの移行の流れは今後も続いていくであろう」として、今後も導入支援ベンダーの継続的なサポート体制の品質向上が望まれるとしている。