パーソナルクラウドサービスの満足度調査(2011年度版)
2014年4月1日 16時20分更新
・ユーザー満足度はGoogleが無料版・有料版ともに1位
・ 無料ストレージサービスDropboxもユーザーから高い支持
株式会社 ICT総研 (東京都千代田区)は10月4日、パーソナルクラウドサービスの利用意向に関する調査結果をまとめた。
インターネットを利用したオンラインストレージ、webメール、ドキュメント・コンテンツ管理ツールなどのパーソナルクラウドサービスはこの数年間で急速に普及してきた。ICT総研が実施した調査分析結果では、2010年度末(2011年3月末)時点の利用者数は1,472万人、そのうち有料サービス利用者は232万人に達している。米国系企業がいち早くサービスを開始したクラウドサービスは日本国内でも普及しており、Google、マイクロソフト、アップル、Evernote、Dropboxなどが認知度・利用度ともに高いシェアを保っている。
インターネットユーザー5,600人を対象に実施したwebアンケート調査において、パーソナルクラウドサービスの利用者は、Googleが16.4%、マイクロソフトWindows Live 14.2%、Evernote 6.3%、Dropbox 5.6%、アップルMobileMe 4.6%であった。
パーソナルクラウドサービス利用者の満足度を見ると、Googleの無料版クラウド利用者は68.1ポイント(100点満点)、有料版クラウド利用者も60.1ポイントと最も高い満足度を示している。オンラインストレージサービスを提供するDropbox無料版の満足度は、63.3ポイントとGoogleに次いで2位となった。ただしDropbox有料版の満足度は52.9ポイントで無料版に比べて低い結果となっている。この他メールサービスHotmailやストレージサービスSkyDriveを提供するマイクロソフトのWindows Live無料版の満足度は62.9ポイント、Evernote無料版は57.1ポイントという結果だった。アップルのMobile Meは有料版サービスしかなく満足度は53.7ポイントにとどまる。
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