公衆無線LANサービス市場に関する顧客満足度調査 (2011年度版)
2014年4月1日 16時15分更新
・公衆無線LANサービス市場は、2011年度末には前年比1.6倍の386万契約、2014年度末には809万契約に拡大
・NTTフレッツスポットが顧客満足度1位
株式会社 ICT総研 (東京都千代田区)は9月8日、公衆無線LANサービス(Wi-Fiサービス)市場に関する調査結果をまとめた。
公衆無線LANサービス(Wi-Fiサービス)の2010年度末(2011年3月末)契約数は244万件、うち有料サービスは116万件であった。2011年度末には58%増の386万件に拡大する見通しで、有料サービスも182万件に達する。
今後も契約者数は順調に伸び続け、2014年度には2009年度の5倍にあたる809万件に拡大すると予想する。現在、無料サービスとして提供されているものが、今後はサービスエリアの拡充とともに有料化されていくことが見込まれるため、2012年度には有料サービスが無料サービスの件数を上回る。2014年度には全体の51%にあたる415万件が有料サービスとして利用される見通しだ。
NTT東日本・NTT西日本のフレッツスポットは、ユーザー数は少ないものの、ICT総研が実施したアンケート調査では高い顧客満足度を示している。主要事業者の中では1位の52.7ポイントで、「大変満足」「どちらかといえば満足」と回答したユーザーの合計比率は57%である。次いでNTTドコモが51.4ポイント、NTTコミュニケーションズが49.3ポイントと続き、NTTグループが上位を独占した状態だ。