2021年最 利用ユーザー数最多はLINEログイン。ソーシャルPLUS

2022年3月10日 14時14分更新


 株式会社ソーシャルPLUSは、ソーシャルログイン・LINEのCRM活用サービス「ソーシャルPLUS」を導入したサイトにおいて、LINE・Yahoo! JAPAN・Google・Facebook・Twitter・Appleの6種類のアカウントを対象に、2021年1月1日~2021年12月31日のソーシャルログインの利用状況を調査したレポートを発表した。

ソーシャルPLUSを導入したサイトにおけるソーシャルログイン利用ユーザー数は、2019年調査時から約2倍に増加し、2664万人になった。また、2021年で最も多くソーシャルログインに利用されたアカウントはLINE(76% / 2019年比+10ポイント)で、特にスマートフォンでの利用が大きく伸びる結果となった。

今年はエンドユーザーの利用状況調査に加えて「企業の実装状況」に関する調査も実施され、「6種のソーシャルログインの中からどういった組み合わせで導入することが多いのか」をランキング形式でまとめたレポートも公開した。

調査概要
・ソーシャルPLUSを導入しており、2021年12月時点でソーシャルログイン機能を提供している全サイト(350サイト)を対象に実施
・2021年1月~12月のソーシャルログイン利用ユーザー数は2664万人で、2019年調査時から約2倍に増加
・2021年最も利用ユーザー数が多かったのはLINEログイン(76%)
・6種実装サイトでの利用ユーザー数は、1位がLINEログインで32%、2位がYahoo! JAPANログインで30%
・デバイス別ではスマートフォンでの利用が9割以上で、2019年比での伸び率は197%
・スマートフォンではLINEログインの利用ユーザーがさらに増加し、約2倍に
・PCでは、Yahoo! JAPAN・Googleログインを中心に幅広く利用される傾向
・企業の導入状況調査では、LINEログインのみを導入したサイトが106サイトで最も多く、「LINE・Yahoo! JAPAN・Google・Facebook・Twitter」の5種を導入したサイトが40サイトで2位という結果に

調査レポートから一部抜粋(参考画像)

ソーシャルログインを取り巻く状況2021まとめ

ソーシャルログインは、新規会員登録や再ログインの利便性向上を目的に、企業が運営するサイト(主に会員登録があるもの)に導入されることが多いが、2016年に企業のLINE公式アカウントと連動するLINEログインがリリースされて以来、「LINEログインでID連携と友だち追加を促進し、顧客にOne to Oneメッセージを配信したい」「LINEを顧客接点として、より良いユーザー体験の構築に繋げたい」という企業ニーズが年々高まってきている。

また、Webマーケティングを取り巻く状況としては、SafariやChromeにおいて「広告利用目的でのサードパーティCookieの利用停止」といった動きも進行しており、「なるべく早いタッチポイントから会員化を促進し、IDベースでのマーケティング・関係構築を行う」ことの重要性は、今後さらに高まると予想される。その手段としても、会員登録フォームの入力コストを下げつつ、ユーザーが利用しているプラットフォームのIDと自社会員IDを連携させ、継続的なコミュニケーションを可能にするソーシャルログインは、ますます注目を集めていくだろう。
いずれにせよ、ソーシャルログインを単なる機能として捉えるのではなく、いかに顧客にとって利便性の高いサービス提供に繋げるかが重要だ。

詳細:ソーシャルログイン利用状況調査2021(https://socialplus.jp/report/2021

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